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【エッセイ】「何か」を見つける旅のススメ


「何か」が人を旅に駆り立てる

パスポートがない、手続きわからない、一緒に行く友達いない。

旅を躊躇する理由はいっぱいあります。
それでもなぜ人は旅を好むのか。

因子分析の結果4つの因子,「非日常の希求」(日常的経験からの離脱を求める), 「情動体験の希求」(驚きや強い刺激を求める), 「意外性の希求」(旅行中のハプニングを求める),「スリル・危険の希求」(リスクある状況 を求める)が抽出された。

旅行者新奇性に関する心理学的考察 - 吉川茂

そもそも当たり前を捨てて困難な非日常を楽しむのはなぜでしょう。

当たり前に気づくための非日常

私にとっての答えは「当たり前に気づくため」です。

そして気づくために重要なのは「比較」です。
おいおい、比較するのは良くないよ。
と直感的に思ったとしても少し聞いて下さい。

自分の中と、外の世界

赤ちゃんは一歳になると鏡の中の自分を自分として認識して、そこで初めて他者を認識します。

他者を認識することは自分を認識する大きな助けになります。
そして日常に気づくためには非日常を認識しなければ、難しいでしょう。

旅をする必然と「何か」

鬱屈とした気分じゃありませんか?
何もできないと思っていませんか?

あなたは何もできません。
狭い日常にいる限り。

日常の中に新しくできることを探すのは難しいです。
一見うまく回ってしまっているように見えているから。
非日常を探して旅をすれば、「何か」の活きる場があります。

僕が見つけた「何か」

一人旅

僕は一人旅でいろんな人に騙されてきました。
中国では監禁されるし、アメリカではCD買わされるし、フランスではスリとバトルが始まるし。

騙される一方、普段周りに騙す人がいなかった事を知りました。

家族と日本の「ありがたさ」を一人旅で見つけました。

騙してきたアイツも今は許してる

複数人旅

できることは増えるけど、面倒も増えます。
でも一緒に困難を乗り越えた時の感謝は泣きそうなくらいです。

他の何にも変え難い友人達への「感謝」を見つけました。

旅は道連れ

旅で見つけた弱さと強さ

計画実行と臨機応変な現地対応に関して一過言あると「自負」してます。

一方で複数人の旅だと統率力や気配り力に欠けるところがあり、
ある程度の配慮を捨てて人以上に親身に関わる「必要性」を感じました。

小便少女(無垢を感じる)

「何か」を探す人に

非日常で見つける「何か」はその時その場によって変わります。
関係?スキル?資源?商売?自己?失望?

さらに言うと、人それぞれだと思いますが答えは旅にあります。

未知に踏み出して、「何か」を得る機会のために。

「何か」を見つけた時、「何か」を得た時に思います。
旅して良かったなと。



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