見出し画像

ロックの日なのでTHE BOOMの話をします

6月9日だからロックの日とは些か単純すぎやしないか?とは思いますが、6月10日のロケ弁当の日や6月19日のプログラミング教育の日に比べたら、わかりやすくてありです。

ロックの日ということで、ワイドショーでは矢沢永吉さんの特集が組まれていました。ライブ帰りの人たちと遭遇したことがあるのですが、皆さん大きなタオルをマントのようにまとっていらっしゃいました。定番なのでしょうか?

私がロックと聞いて思い浮かべるのはTHE BOOMです。沖縄のイメージが強いため疑問に思う人もいそうですが、THE BOOMはロックバンドです。ご本人様方がおっしゃっていたので、間違いありません。解散した理由もそこにありました。

デビューして25周年を迎えた2014年、突然の発表でした。宮沢さんのヘルニア療養や、山川さんの1型糖尿病など、抱える問題も多く、どこか予感はあったと思います。それでも哀しみは大きくのしかかりました。

しかし、解散ツアーライブで北へ南へと飛び回る内に、少しずつ受け入れていきました。なぜなら、言葉に詰まりながら解散について語るとき、1番強く思いを込めていらっしゃったのが、「THE BOOMはロックバンド」の部分だったからです。(北海道から沖縄まで全通しました)

このまま10年20年と音楽を続けることはできる。体力と相談しながら、自分達のペースで、その時できる演奏で活動することならできる。でもそれはロックバンドではない。ロックができなくなったらTHE BOOMではない。THE BOOMはロックバンド。最高のロックを届けられるうちに、最高のTHE BOOMを魅せて、終わりにしたい。

そんな風に語られたら、どんなに辛くても、悲しくても、哀しくても、思い出として心に残すことを選ぶべきだと、受け入れたのです。

メンバーの楽しそうな表情からは「音楽が本当に大好きなんだなー」という気持ちが、ビシバシ伝わってきました。家に帰るとどうしても寂しくなってしまいますが、ライブ中は最高のTHE BOOMの音楽をめいいっぱい楽しもうと、強く強く思いました。

2014年12月17日の武道館ライブが最後でした。ライブが終わったときは、涙が後から後から溢れて止まりませんでした。姉に支えてもらいながら会場を後にしましたが、その涙も良い思い出の一つです。

解散してから7年半経ちましたが、THE BOOMの音楽が消えて無くなったわけではありません。ファンの心の中では永遠のロックバンドですし、CDやBlu-ray、各サブスク、そして今も個々に活動していらっしゃいます。ロックバンドではなくなっても、思い出だけでは終わらせない、そんなTHE BOOMが大好きです。

これまでも。
これからも。
ずっと先の未来へ。
THE BOOMの音楽を愛し続けることを誓います。

この記事が参加している募集

#私のイチオシ

50,748件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?