こどものこえ 稽古1日目

2021年3月27日

ひとつ、年をかさねて稽古が再びはじまりました。

この1年で様々な経験をしたり、出会いがあったり、別れがありました。1年という時間を反映させたくて、ぎりぎりまで脚本を直させてもらい、ようやく手離すことができました。
noteがしばらく書けなかったのも、絵本の紹介が書けなくなったのも、脚本に思考が傾いていたからかもしれません。

1年ぶりの読み合わせ。
とても懐かしかった。
みんなのこえを聞いていて、それぞれが1年前には出なかった表現があったと思います。
1年の中で重ねてきたものが言葉を支えてくれていました。

「この子はこうかもしれない」

「これはこういうこと?」

「あんまり決めすぎたくない。作品の中に想像する余白がほしい」

「なるほど」

脚本を直したことで風通しがよくなって、共有しやすくなったと思います。私は登場する人物たちの設定や背景をがちがちに決めてしまうことが苦手だし、感じていることの言語化も苦手です。私が何を言いたいかわからなくてストレスを抱えた出演者も過去にたくさんいらっしゃるんじゃないでしょうか。

何が起こったのか決めすぎたくないこと、観てくれた人それぞれの想像や解釈を持ってほしいことを役者さんにお伝えたのは今回がはじめてかもしれません。そのお話ができたことはとても嬉しいものでした。役者さんの解釈もいくつかあって、私はやっぱりそれぞれの解釈をきくことが好きです。
観たひとの見えたものは無限にありますね。

見る読書になったら嬉しいです。

読み合わせ後は多摩川へ行きました。
多摩川は今、桜・なのはな・白い花が
たくさん咲いています。

お散歩して広場へ。
劇中で遊ぶあんたがたどこさを
1年ぶりにしました。
私はようやくルールを理解。

だるまさんがころんだも1回だけ遊びました。
お に き め お に き め
お に じゃ な い よ !

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