なぜ、広葉樹を植樹するのか?
こんにちは!
ご支援、応援メッセージいただきありがとうございます!
さて、今日は「四季を感じる里山を取り戻したい!里山整備と300本植樹プロジェクト」と題した私たちの取り組みにおいて、植樹する"広葉樹"についてご紹介させていただきます。
以前にこのクラウドファンディング内にも下記の記事にて、記載させていただきました。
一部重複の内容にもなりますが、再度あらためてご紹介させていただきます。
|| なぜ、広葉樹を植樹するのか?
そもそも、木の種類には大きく「針葉樹」「広葉樹」等があります。
【針葉樹】
・杉や桧など
≪形状≫
●針のように細く尖った形状が一般的
●一年中葉が落ちないので、緑色のまま(常緑樹)
≪育ち方≫
●上に真っ直ぐ伸び円錐形の樹形になることが多い
【広葉樹】
・桜や欅(けやき)など、ケヤキなど
≪形状≫
●葉の形が比較的幅広で表裏がある
●落葉広葉樹は、春には芽吹き秋には葉を落とし、季節の変化を教えてくれる
≪育ち方≫
● 横に枝葉が広がっていく
木の育ち方や形状等にそれぞれ特質があるため、木の使い方・用途もそれぞれです。
そして、そこから山で育っていくうえでも大きな違いがあります。
針葉樹の場合
檜や杉などの針葉樹林(特に人工林)は、間伐などの手入れをこまめに行わないと、樹下に光が届きにくく、林の中が暗くなり、他の植生が育たなくなってしまいます。この状態が続くと、大雨のときに表土(ひょうど)が流出し土砂崩れの要因ともなります。
▲実際の現在の船岡山の斜面です。太陽が明るく照らしている昼間でも、間伐が行われていないため、薄暗いです。
|| 広葉樹の場合
一方で、今回植樹する広葉樹は、根を深く、枝葉を大きく張り、地面にも色々な植生が生えるため、土壌が豊かとなり、崩壊を防ぎます。
私たちの住まう坪内でも、紀伊半島豪雨災害(2011年)をはじめ地滑り災害等が発生し、残念ながら犠牲者もでてしまいました。
手入れできなくなってしまった人工林と自然災害の問題は、日本各地の山林が同時に抱えている問題だとも感じています。
世界的な気候変動による自然災害の激化・局所化が目に見えて増えている現在においては本当に切実な問題です。そんな地球規模の大きな問題に対して、広葉樹300本の植樹からスタートする私たちのプロジェクトはとても小さな動きに過ぎないかもしれません。
それでも、小さいながらもこうして動き出している様子を知っていただくこと、そしてクラウドファンディングでご支援いただくことが、同じ課題を抱える全国の里山の力になることを信じています。
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