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年金を払いに行ったら「前納」と「後納」に挟まれて閉じ込められた話☔️2024/2/29

2月末日が年金の前納期限だった。つまり今日。。

「前納」ってやつをすると、3000円だか4000円だかが割り引きされると去年初めて知って、頑張った記憶があった。
しかし、去年の自分がしたのが、「口座引き落とし前納」だったか、「クレジット前納」だったか、全く覚えていなかった。
「1年前納」だったか、「2年前納」だったかも覚えていない。
ちなみに「口座引き落とし前納」かつ「2年前納」がいちばん割り引き率が高い。
そんな派手なことをした覚えはない。

去年の自分の行動を調べる方法が思い付かず、同じく非常勤講師をしている友達に、年金をどうしているか聞いたら、「先のことなど決められないから前納はしてなくて、振り込み用紙の分厚い束が送りつけられてきたら一括で払っている」とのこと。
「口座引き落とし」でない訳は、「勝手に引き落とされたくないから」。
全部同意!

めんどくさいながらも「振り込み」を貫く理由には共感したし、1年も2年も先のことなど決められなくて、いったい自分がどこで何をしているのかもわからないと私も思った。さらにいえば、一年後や二年後、果たして自分の大事なお金を年金の支払いに割くことができるのかどうかもわからない。

友達の生き方には共鳴した一方で、私は去年、高い高い年金、しかも将来全然返ってこないということで有名な年金、が「前納」によってたった3000円だか4000円だけでも安くなるということに、ほんのわずかだけど溜飲を下げた思い出があり、嫌だけど仕方なく払うという行為に至ることに成功した記憶があった。
せめて引き換えにそれぐらいのことでもなければクソ高い年金など払えない。いや、割り引き金額が少なすぎて実質払う気になどならないのだが。
年間20万近い年金支出に対して3000円か4000円の割り引き率など鼻で笑ってしまうほど少ないよな!
それでも!
せめて何か!
何とか自分がほんの少しの値引きのためでも行動できていなければ気が済みそうになかった。気が済まないどころじゃない。年金のことを考えると毎回気が狂う寸前だよ。

昨夜(2/28)、紙を見たら、前納申し込みのための書類は「2月末必着」となっている。
必着!
消印じゃなく!
……。
諦めかけたけど諦めきれない。もう一度よく読むと、年金事務所に持参するのもオーケーとある。持参しようじゃないの。

そこから本気を出して家捜しをし、「年金定期便
」なるハガキを見つけ出すことによって、去年支払った金額が判明し、私は去年の自分が「クレジット前納」かつ「1年前納」したのだと知った。
なるほろ! 今回もそうすることにする。

年金に関しては、日本全国どこの年金事務所でも対応しているらしい。そりゃあそうだよなっ!こちとら毎年20万円も払っているのだ。VIP様だ!
梅田に行く予定のところを途中下車して駅近の年金事務所に行った。
この年金事務所は何らかの企業のビルの2階と3階に入っているらしい。
ビルのエントランスの床は赤く、でかいガラス窓の向こうには庭と池があり、池には巨大な鯉がいた。裸婦が3人、互いにくねくねとまとわりついている変な像も置いてある。変なビルだ。

エレベーターで2階の年金事務所に上がる。
「必着!」の2月末日当日だというのに年金事務所は空いていてよかった。
係の人となんやかんややりとりして、とくに問題なく提出することができた。
対応してくれたのは普通の50~60代ぐらいの女性で、爪にネイルが施されていたのが印象的だった。年金についてあんまり詳しくなさそうで、少しおどおどしており、ただ決められたことをやっているだけという感じがした。(別にそれでいいです。)
かつて、私は数えきれない回数年金を滞納しており、そのつどいわゆるおばあさんの声で督促の電話がかかってくるのに毎回辟易していたのだが、ああいう人が電話をかけてきたのだろうかと思った。
滞納は、仕事を辞めて働いていなかった時、こんなクソ高い金額払えるか! と思っていて、用紙は届けども、いつもあっという間に期限が過ぎていった。
とはいえ、本当のところは怖がりなので、滞納で延納で未納で大変なことになる……??? 前にはいつもしぶしぶ払う、といった流れ。

年金を滞納し、知らないおばあさんからたびたび督促の電話を受けていたこの私が、なんと前納するようになるとはなあ! と感慨深くなる。
いや、別に「前納するようになった」わけではなく、ただ去年と今年は「前納することにした」というだけだ。それがいちばん今の自分の年金に対する落としどころとしてマシだというだけで、いつまた「滞納」で「督促」で「電話」になるかはわからない。
仕事を辞めてしばらくはしぶしぶ年金を満額払っていたが、1年ほどした頃に、退職などで収入が激減した人に対する「免除」という制度があることを知り、活用し始めた。
区役所で計算してもらったところ、たしか私は「3/4免除」だったと思う。その名残で、今でも区役所に行く際は自分がいまだに「免除」対象なのではないかとしつこく確認する癖がついてしまった。役所の人にはいつも(調べられた後)残念そうに断られるだけなのだが。
しつこく確認しなければ信じられないぐらい高いのだ。こんなの払えるかーぼけー!

「3/4免除」、つまり「1/4」なら払えるのだ!気持ちよく!こんなにも怒らないし文句も言わない。すぱっと満額即日払ってやるぜ!
とにかく高すぎるのだ。国から「死ね」と言われているのかと思うほどに。

🏤

実は年金事務所に行く前に、別件で郵便局に行った。
4月から働く予定の職場に提出を求められた書類を郵送するためだった。
「就任承諾書」という紙だ。そんな紙を早々に出すの何かやだなと思っていたが、なるべく早く返送してほしいと書かれていて返信用封筒も添えられている。仕方ないから記名捺印して封筒に入れた。切手は貼られておらず、右上に丸く「料金後納」と印字されていたので、あちらさんが払ってくれるんだなと合点して、しかし一応郵便局に持っていき聞いてみた。
すると、「いえ、お客様にお支払いいただくものです」と言う。
なんと! 私が? この紙を送りたいとも思っていないこの私が払うの? マジで?
記入して返送、を要求されている紙はまだあと複数枚あり、そちらは3/10までに送ってねとまた封筒が添えられていた。そっちも「料金後納」。
え?! 私が? 封筒計2通分の切手代を負担するの? 変じゃない? イヤなんだけど~!

複数枚の書類とは、
・通勤の交通機関を書く紙(交通費)、
・個人番号を書いて個人番号通知カードの写しを貼る紙(何それ。マイナンバーのこと?マイナンバーカードは取ってないし、取る気もないよ!)
・軽い履歴書
・教員免許コピーして送る

4月が始まってから持参するのでよくない? と思うし、もし学校側があらかじめ4月には整えておきたいのだとしたら、返送用封筒に切手は貼っておかなきゃダメじゃない? と思う。常識として、と心のなかで言ってみて、げっと思う。常識として、とか嫌いな言葉だ。常識として、とか言わすなよ~!

しかし、返送用封筒は添えるくせに切手は貼らないとすると、そこに意図を読み取ってしまうのは私の悪い癖なのか?


面接の際の交通費が出なかったこともここにきて思い出される。というか忘れないよ。

というわけで「前納」と「後納」の間に閉じ込められた日の話。

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