2024/10/18

財布を持たないで三日も歩き回っていたらしい。図書館に入ろうと思って鞄を漁ってようやく気づいた。今日借りたいのがあったのに泣 本当に進捗のやばいあいつを早くなんとかしないといけない。そのために必要な本だったのに借りられなかった。

読んでいない本の話。

だいたい何をしていても現実逃避するのでずっと積んであった山尾悠子『角砂糖の日』が気になる。何を隠そう山尾さんを知ったのはこの歌集なのです。しかも、たしかブックデザインアワード展??みたいな、色んなかわいい本が並んだ展覧会で見かけたのが最初。タイトルと佇まいに一目惚れして、しかしその時にはもう絶版になっていて、それでもどうしても欲しくて出版社の再販希望アンケートに回答したがなかなか進展はなかった。そんなこともそろそろ忘れるくらいの月日は過ぎて何年か経ったある日、というか誕生日の直前に欲しい本買っちゃおうと思って本屋に行ったら、なんと、売っていた。数年越しで再販されたのだった。何買おうかと仕事中にわくわく考えていたのも全て忘れ、一冊抱えて声にならない叫びと共にレジに走った。

発売前にちょっとしたニュースになっていたみたいだが全然気づいていなかったし、あっという間に売り切れたようで、本当に本当に幸運だったのだと思う。

そんな思い入れしかないこの本、手に入れた喜びで全て満たされてしまい、なんとこれまで開かずにいた。存在だけで十分というか。いやでも、さすがに、読も、、?とここ数日急に思い始めたのだが、現実逃避でしかない。あれこれ(というか、あれ。)が終わったらちょっとずつ読みたい。

あれというのは、文章を書くことではなくどちらかというと話す準備であって、要は全く得意分野ではない。話すのは本当に苦手で、長々やっていると段々何を言っているのかわからなくなってくる。だからこその準備なのだが、全然終わらない。週頭に体調を崩したせいでギリギリになってしまった、とは言うもののそもそももっと前に準備をしていれば、いやどうせ何があろうとなかろうと追い詰められなければやらなかった、どんよりした後悔に苛まれる暇もなく、今日はよくやった。終わるかはわからない。また体調を崩すのは嫌なので寝る。

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