今週の市場振り返り、来週以降の見通し
夏休みが終わり最初の1週間が終わりました。毎回ですが休み明けの週は時間の流れが遅く、いつもより疲労を感じやすいので「自分は無理してこの仕事をしているのではないか?」と自問自答してしまいます。時間が経つとまた元に戻って考えなくなるのが常ですが。
以下の2つの記事を読みましたが、今週で今後の市場の動きが随分と見えてきた気がするので要点を以下に書きます。
・パウエルは「雇用がこれ以上冷え込むのを求めていない」とコメントし、9/6に発表される雇用統計の結果でどの程度の利下げになるか決まる
・9月の利下げは確定している
・ハト派発言にも関わらず石油価格が上がったのは地政学的なリスクによる(イスラエルとハマスの停戦合意ならず)
・米雇用統計にて就業者数を81.8万人下方修正があったが、パウエルはハト派姿勢を明確にした(50bps利下げは33%のオッズ)
・雇用市場はコロナ前のレベルに戻っている
・しかし4つの懸念がある
1つ目は、インデックスが過去最高値レベルでFRBが利下げを開始することは前例がない。大不況にでもならない限りS&P500は更に上昇する
2つ目は住宅価格は過去最高水準である。カマラハリス氏が住宅購入者には25,000USDを補助するという公約を考えると価格は更に上昇する可能性がある
3つ目は食品価格が過去最高である
4つ目は米国のマネーサプライを示すM2が3ヶ月の減少後、上昇に転じている
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