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“現役書店員”がオススメする「生き方」の本 vol.25

こんにちは。

現在、映画館で放映されている「君たちはどう生きるか」ご覧になりましたか?

そのエッセンスが取り入れられている元々の小説は、吉田源三郎さんが出版した本で80年も前のお話になりますが、

今回オススメするのはその漫画版です。

こちら↓

おすすめの理由

・人としての生き方を問いただすきっかけに

本書は「コペル君」という男の子が自分の経験から正しい生き方を探していく物語。

多くの後悔や失敗を「叔父さん」との会話やノートを通じて、正しい方向へと決断し、行動していきます。

例えば
貧しい友人とどう接して、どこを見つめるか、何を考え、自分はどうするか。

いじめられていた友達を、自分の身を守りたいがために知らんぷりしてしまい、胸が苦しくなる。

自分を責める。当然信頼も失う。

沢山の過ちや後悔を経験し、それでも叔父さんとの対話を繰り返し、自分の考え方や行動を変えていきます。

自分自身がコペル君だったら、どうするか。
すごく考えさせられます。
このように行動できるだろうか。

そういった点において、子供は大人よりも遥かに傷つきやすく繊細で、しかし柔軟で行動力があると感じます。

そして、正しく導いてくれる大人が周りにいることが凄く重要だなと思います。

いざ大人になった僕らは、「叔父さん」のようなものの見方や捉え方を持ち合わせているでしょうか?

そして今の自分がコペル君だったら…。

子供から大人まで何度でも読み返したい本です。
読みやすいので漫画版の本書をオススメします。

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