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慣れないヒールの高さの分だけ

・ヒールというのは上手い例えだとつくづく思う。靴の話ですよ、悪者じゃなくて。

・どんなときに踵のある靴を履きたくなるかな?と考えると、大人っぽく見せたかったり気取って街を歩きたかったり。

・自分をがんばらせる、というか新しい何かを手に入れたい発見したい気持ちがある。

・私は1人でオシャレなお店に行くときとか、フラフラ散歩するときに履くことが多い。好きなメイクして、好きな服を着て、好きな靴を履いて。

・もし途中で靴擦れしても、1人ならすぐ立ち止まって絆創膏貼れるし、最悪地下鉄で帰れる。

・誰かと一緒だとその辺をどうも気にしてしまって、靴擦れするかもしれない靴は履けず、厚底止まりになっている。

・そう、厚底とヒールってなんか違うと思うんですよ。見ばえや歩きやすさのみならず。ピンヒールとまでは言わなくても、細い軸の不安定さというのが自分の気持ちとよく合ってる。

・誰かと一緒という意味では、デートのときこそヒールを履きたいのに、相手の身長と並んでしまったり超してしまったりするから遠慮するのも女の子あるあるだと思う。

・身長はコンプレックスじゃありませんよ〜って顔してる人ほどヒールでデートに来たとき嫌な顔したりする。

・SHISHAMOのデートプランって歌、年上の人にゾッコン中な女の子の気持ちがめちゃくちゃ分かるので好きなんですけど。

・最後に怒涛のヒール関連の歌詞があるんですよね。
「このヒールの高さだけあなたに近づくの」
「今日もきっとわたしは転んでる」
「傷跡がうんじゃって ぐちゃぐちゃに腐っても かさぶたになる日まで知らんぷりしてるの」

・秀逸すぎ。本当にコレ。歩きにくいし疲れるし、コケるし踵ベロベロになるけど、それよりも好きな人の眼中に入りたい気持ちが強いって、めっちゃ分かる〜〜〜!!!

・そんな見られ方ばかり気にしてる恋愛が上手くいくわけないよ、スニーカーとか楽な格好でも一緒にいられる相手にしなよって意見は耳に入らないんですよね。分かる。

・知らんぷり、便利な言葉だなあ。聞こえてるけど無視してるんだもんね。それが答えですわ。

・もう1個、ヒールが出てくる好きな歌はゆっかーとあかねんのヒールの高さ。欅坂っぽい曲ですね。

・なりたかった大人ってこんなんだったっけ、というモヤモヤが詰まった歌詞。
「ヒールの高さの分だけ大人にはなったけど 手の届かない何かがあるよ」
「ヒールを脱いでしまったら きっと楽になるのに」

・デートプランの子に聞かせてやりたいですね。

・大人になったらなんにでも手が届くと思ってたのにね。この人は仕事で決められて履いてるんでしょうけど、同じヒールでもこうも違うと切ない。

・寒くなってきてそろそろブーツの季節。ヒールを履きたい気持ちに抗えない状況になりたいね。

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