援助交際=金銭欲ではない

  今日は(援助交際)について実体験をもとに書きたいと思います


 世の中の多くの人は、「援助交際」は若い女の子が体を売って簡単にお金をかせぐ手段と思っています


私は目が見えませんが、専門学生の時援助交際でお小遣いを稼いでいた時期がありました


もちろんそのビジネスが好きなわけではありません

だって好きでもない男性と裸で交わるのですから…


私は全く視力がないため、その当時アルバイトをする手段がありませんでした

でもお金は生活費と国家試験のための貯金でほとんど終わってしまい全く余裕がなかったんです


しかし目の見えない女の子に現実はそんなに甘くなく、まともにお金を払ってくれる人は少なかったです

 もちろん周囲の人間には隠しながらこのビジネスをしていました


写メも見れない
迎えにくる車のナンバー、実際の容姿も一切わかりません

それがどれだけ危険なことかは自分なりに理解していました


 タイトルにも書きましたが援助交際をする=お金を得る手段のためだけとは限らないと私は経験上思います

 もちろんその理由だけでやっている女の子もいると思います

 お金以外の理由があるのか?と疑問に思われる方もいる事でしょう


その当時の私は、ひどい虐待から逃れられたものの、完全に心を閉ざし人を全く信じようとしなかったです

しかし自分の心の中にはいつも孤独感と空虚感、寂しさが渦巻いてました

お金のために始めた援助交際でしたが、いつしか私の中で〜居場所〜になって行きました

恐怖心なんて全くなかったです

 私にとって自分の親以上に怖いものなんて今もないと思っています

よくわからないその時限りの男性との時間が唯一何も考えず無の自分で居られました

そして内容は最悪でもその時その男性は私を必要としてくれる…

その事実が自分の存在意義を感じさせてくれたんです

「そんなのおかしい」と思う人もいるでしょう

 でも親であったり、家庭や学校で(自分でいられる時間)がない、自分を尊重してもらえない…

私も含め彼女たちにとって援助交際の場を居場所にしている子は実際多いのではないかなと感じます


 実際それがバレて警察や児相、親に保護されるケースはあるわけですが頭ごなしにその行為を責めないであげてください


結局自分を傷つけることでしか寂しさや苦しさ、苛立ちを表現できない子達もいるんです


 ※あくまで私の経験上での考えにはなりますがこのような考え方もあるという事を少し知っていただけるとありがたいです


 もしお子さんや生徒さん、彼女さんが援助交際をしてたと発覚したとしても否定や責めから入るのではなく、そこに至る気持ちをまずは聞いてあげてください

 この記事を書こうか迷ったのですが、参考にしていただけると幸いです

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