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【日記】人の作品の根底にあるやつ

 なんとなく小説以外で指を動かしたくなったので書きます。

 人が書いているものには根っこがある。
 特にいくつも作品を書かれているとそのなかに共通したものが見えてくることがある。
 それは例えばファンタジーばかり書いているとか、ミステリーばかり書いているとかそういうのではなくて、もっと根本的なところに存在する。

 たとえばぜんぜん雰囲気の違う作品を書かれていても、いくつも読んでいるとその根底には「理不尽への怒り」があったりとか、「アウトサイダー達への深い愛情」があったりする。
 たいていはそれが性癖や好みのシチュエーションなんかで何重にも加工されているから、むしろ「これこの人の性癖なんだろうな……」というほうが先に来たりする。加えて世界観や設定などの表面上のところには出てこなくて、登場人物たちの根っこの部分だけに存在して明確には出てこないことさえある。作者の中に留まっていることさえあるのかも。

 自分にはそういったが根っこみたいなのはあるかなあ。こういうの、案外自分ではわからなかったりするからどうにもならない。私の根っこはどこにある?

 自分の根っこはわからないが、結構作品の中で共通している設定(ってほどでもないもの)はあったりしたりして、それはまた別の日記で。

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