劇場版「ハイキュー !! ゴミ捨て場の決戦」を観て号泣した話
⚠︎映画、単行本ネタバレ有ご注意下さい。
2月16日公開した「ハイキュー!!ゴミ捨て場の決戦」を観ました。現時点で7回観に行っております。多分まだ観に行くことになると思います。
とにかく、映画を観て私は狂ってしまった。周囲に語れる人がいない為ここに映画の感想とハイキューの素晴らしさを語らせていただく。
私がハイキュー!!に出会ったのは、2020年。ちょうどコロナが始まった時だったと思う。暇な時期が多くなりNetflixで沢山のアニメや映画を漁っていた。それもあり2020年は沢山のアニメに出会えた年でもあった。その中でもハマったのが「ハイキュー!!」だ。元々、スポーツ漫画やアニメは興味が薄くむしろ避けていたジャンルだった。ジャンプは毎週読んでいたのでハイキュー!!の存在は知っていたがそのページを開いた事は無かった。だけど、当時何を思ったのかハイキュー!!を再生した。
ハマった。
ハマってしまった。当時何故自分がハイキュー!!を見ようと思ったのか覚えていない。スポーツ系を一回も見たことが無かったのに何故再生したのか。
見進めるにつれて止まらなくてあっという間に全話観てしまった。
第4期の第1クールが終わって第2クールを待ち切れず続きを漫画で読んだぐらいハマった。
個人的な感想だが、ハイキュー!!の好きな所はまず1番は登場人物一人一人にしっかり人生があるという描写が多いこと。主人公の高校である烏野高校の対戦校や他校が絶対モブの様な扱いにしない所だと思う。
ハイキュー!!では様々な多くのバレー部が登場する。どの高校も魅力に溢れた個性豊かなバレー部が多い。他校への描写もしっかり描いており、それぞれの高校に箱推しが多い。どんな強豪校や強い人物にも苦悩や努力があるというのを繊細に描いている。
もう一つは、暴力的な描写がほぼ無い。私が記憶している限りだとハイキュー!!に殴ったり、蹴ったりという描写は一度もなかったと思う。スポーツ漫画においてよく定番のようにいる暴力的なヤンキーが出てこないのがすごく良かった。ヤンキーのような風貌の人物が出てきてもしっかりその人はバレーに本気だった。だから、バレー未経験の私でも凄く見やすかった。
という点で私はガチファンとなってしまった訳です。
ところが2022年8月13日に思わぬ発表が。
え?劇場版二部作のみで完結???嘘だろ???
当時の私はブチギレていました。稲荷崎戦後から最終話まで、まだまだ話長いぞ?それを劇場版2作のみで終わらすなんて―!!!って思いました。正直。
そこから、ハイキュー!!は好きだけど少し他のことに興味や趣味で忙しくハイキュー!!情報を追えなくなっていました。
月日が経ち今年の2月に入って「思えばハイキュー今月公開じゃん」と思い出し忘れかけていた話を思い出すためキャラクターブックなどを読み直した。キャラクターブックだけでもやっぱハイキューは面白かった。忘れかけていた登場人物の名前や名シーンを思い出していざ公開日に見に行きました!
入場者特典である33.5巻を貰い座席へ。田舎の映画館なのにほぼ満席でした。改めてハイキュー!!の人気を思い知りました。そして、今回の「ゴミ捨て場の決戦」のもう一人の主人公である「孤爪研磨」がスクリーンに映し出された瞬間。
え、涙止まらない。
涙が出てきたのである。開始2分ぐらいで号泣したのだ私は。泣くと思わずハンカチも忘れた。私はアニメを見た当初からハイキューの中で一番「孤爪研磨」が好きだった。グッズも買っていた。だけど、2年近くブランクがあったし研磨のことをすっかり忘れていた。でも、私は心の奥でずっと研磨や音駒高校のことがずっと大好きだったのかもしれない。
あとは、やっとハイキューの新作を見れたことに嬉しさのあまり泣いたのかもしれない。なぜ、涙が出たのかは自分でも分からない。
約1時間30分の上映が終了して、私は顔がぐっしょぐしょになっていた。本当にゴミ捨て場の決戦を、試合を見ているような気分になった。全員が汗だくになって息切れしていて見ている私も苦しくなってました。
烏野高校と音駒高校の戦いの結末を分かっているのにしっかりと両校を応援してしまっていた。好きなのは音駒高校だけど烏野高校も応援してた。これがハイキュー!!の良い所でもあるんですけど、烏野も音駒も練習試合をしたり夏合宿を一緒にしたり、ライバルだけどそれ以上にライバルとしての絆や尊敬がある。特に音駒高校は他校でありながらハイキューの中でも烏野高校の次に描写が多い高校だと思う。
主人公日向翔陽と孤爪研磨の関係性も良くて友達だけど性格は真逆で動くことが大好きな日向と動きたくないのが孤爪。そんな真逆な二人が試合の中盤あたりかなお互い大きな声を上げてボールを打ち、そのボールを追いかけるんですよ。あの研磨が大声を上げてるんですよ!!?もうびっくり泣きポイントです。あの研磨もバレーにしっかり本気だというのが分かる描写ですごく良かったですね。
あと、タイムアウト中に黒尾が「どいつもこいつも自由かよ」というシーンで音駒高校の皆が各々本当に自由に過ごしていたのが良かった。緊張感ありすぎず楽しんでいるのがなんか猫っぽかった。だけど団結力があるんだよ音駒高校は!!!好き!
途中に夏合宿の練習試合シーンとリンクするところがあるのですが、「二度と戻らない夏」というのを感じて毎回あのシーンで泣いてしまいます。烏野3年、音駒3年どちらも春高終われば引退。あのメンバーで夏合宿は最初で最後だったというのを強く感じさせました。全員が強くなったあの夏合宿を抱きしめたくなります。
その後のゲームセット直前に研磨がボールを上げようとした瞬間に全員の汗で手からボールが滑り落ちてしまうシーン。あれも本当に良くて前に早流川高校と音駒高校の試合の時の回想シーンで研磨が「汗かくのとか嫌い」と言っていた研磨が汗で終わるというなんというかもう泣きポイント②です。すごく良いゲームセットの描写でした。心残りない終わり方でよかった。
絶対に大切なことがもう一つ「黒尾鉄朗」と「孤爪研磨」の幼馴染関係。エモいという言葉だけで片付けられない関係ですが、自分的にめちゃくちゃ良いなって思うのが幼馴染だけどべたべたしない関係?が良いと思いました。ずっと隣に居て当たり前のような関係性が良くて素敵だと思いますね。
ハイキュー!!の中でも特に人気の高い「ゴミ捨て場の決戦」私もハイキュー!!の数々の試合の中で一番好きな試合です。長年の因縁の対決だからこの話をもはや春高最後の試合にしてもいい所を最後に「鴎台高校」というハイキュー!!の中でも新規で出てきた高校との対決というのがリアルだと思いました。
鴎台高校との対決もスクリーンで観るのがとても楽しみです!今からもう号泣するの分かっているのでタオル必須です。
映画の感想ももっと言いたいところ沢山ありますがこれぐらいにして、最初に言ったとおり私はハイキュー!!を2部作のみで終わらすことに怒っていましたが今はただただ感動を「ありがとう。ナイスゲーム」と言いたい。今、研磨グッズ集めることに必死になっています。それぐらいまたハイキューファンになりました。
ですが、やはりしっかりアニメーションでハイキューを最後まで見届けたいのでまずは映画を見てグッズを買って貢献しましょう。(できる範囲でね)それがアニメへ繋がる。らしい?
そしてまずは「梟谷対狢坂」をアニメで見させて下さい!!!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?