【手帳の話】手帳にハマったきっかけ


人生初の手帳は、小学生のとき。当時はまだスマホや携帯電話なんてなかったから、友達と連絡を取るときは自宅の電話から。懐かしの黒電話時代なので、短縮ダイヤルなんて存在しません。わたしの手帳には、よく遊ぶ友達の自宅の電話番号を書いていました。あと習い事の教室の電話番号とか。

中学生になると生徒手帳が配られます。胸のポケットに収まる小型の手帳。予定を書き込むには小さすぎたけれど、学校の歴史とか意味不明な校則がびっしり書かれていて、活字中毒のわたしにとってはただの読み物でした。

高校生になって行動範囲がぐっと広がり、部活で忙しくなると(運動部でしょっちゅう他校との練習試合があった)、ちゃんとした「手帳」と呼べるものを持ち始めました。イベントと時間と持ち物を書き込むだけだったけれど。

大学生になると、授業の取り方によっては空き時間ができてしまったり、バイトを始めて夜中まで働いたりしていたので手帳はもはや標準装備。自由になるお金が増えたし、ちょっといいブランドの手帳を買ってみたりして、完全に秘書としての役割を持たせていました。
その頃かな、無印でアルミのシステム手帳があったの。わたしのシステム手帳デビューは無印。なんの色気もないところが気に入っていました。

その後インターネットの世界を放浪しているときに、ふと見つけたブログ。書き込まれた手帳の写真と日記をアップしているそのブログに、衝撃を受けました。
手帳って、予定を書くだけじゃないんだ。
その方の手帳はほぼ日手帳。予定ももちろん書かれていましたが、主に日記として使われていました。個性的なイラストやスタンプでカラフルに彩られたその手帳は、扉を開けて新しい世界をわたしに見せてくれたのです。

思えばそこが転換期。

そこからわたしの「手帳ジプシー」が始まりました。
まずはほぼ日手帳を買って、自分なりに使い方を模索。その頃にはネット上でいろんな人の手帳を見ることができたし、新たに出てきた手帳の情報もすぐに手に入る状態。数年、ほぼ日手帳を使い、その後ジブン手帳を使ってみて、トラベラーズノート、CITTA手帳、ムーンプランナー、フランクリンプランナーといろんな手帳を渡り歩いてきました。それぞれに良さがあり、物足りない部分もあり。

君に決めた!と何年も使い続けられない浮気性のわたし。いちばんよく書き込んで、何年も続いたのはフランクリンプランナーの綴じ手帳。今年はジブン手帳を試してみたくてフランクリンはお休みしていますが、来年はどっちにするかな。
最近使い始めたコミックデザインダイアリーも書いててすごく楽しい。
手帳は予定を書くだけじゃつまらない!と教えてくれた、あのブログの方には心から感謝しています。手帳の楽しみ方を教えてくれてありがとう。おかげで立派な手帳オタクになりましたよっと。


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