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Okaneology

〜ディストピアを生きる〜

60代に入って、
心の準備もお金の準備もできぬまま
あっという間に老後がやってきたことを
感じております。
30代後半に
我が家を経済危機が襲い
それをきっかけに
考え方、行動を変えて
お金と向き合ってきたつもりでしたが
起業した40代半ばに
私が考えていたよりも
ここ数年で
世界が大きく書き換えられてしまい
思うような準備がされぬまま
私は60代に入りました。

コロナがきっかけになって
世界はディストピアの時代に入ったと感じるようになりました。
ディストピアとは、ユートピアの対義語で
個人の自由や自由が脅かされ、抑圧が支配する社会をいいます。
世界中の人間が理想郷(ユートピア)を追い求めた結果が
ディストピア社会を作ってしまったとは皮肉なものです。
そんなことを思っていたら
とても良い本に巡り会いました。
お笑い芸人、オードリーの若林正恭さんの本。
私、”この人、絶対にきちんとした視野を持つ人だ”と
ずっと思い続け注目していたんです。
この本を読んで、それが立証されました。
この本に”いつの間にか、
否応なく
私たちは新自由主義社会に生きている”と書かれていました。
新自由主義とは経済優先社会。
国が規制を撤廃し、自由競争の社会になり、
国営化が減り、民営化された会社から国に税収入がもたらされます。
ただ、業績の悪い中小企業は淘汰されいき、
実力社会のため、貧富の差が拡大しやすくなります。
今、まさに日本社会は新自由主義の真っ只中に存在しています。

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