『私の推しは悪役令嬢。』の話
この漫画を知ったのは去年の夏だったか、一昨年の夏だったか。
たまたま立ち寄ったゲーマーズに試し読みがあったからなんだけど。
別に何を探すでもなくコミックコーナーをうろうろしてたら目に入ったタイトルが『私の推しは悪役令嬢。』だった。
は?「私の」?女目線ってこと?ってなってすごく興味を持った。
異世界転生ものって最近流行りだし、なんなら悪役令嬢だの、乙女ゲーで悪役と言われるキャラに転生する話って多いし。
そーゆーの多すぎじゃね?って思ってたんだよね。
で、どれも王子様と恋する話だし(当たり前だけど)、それしかないのはつまんないなーって思ってたら。
これに限ってはまさかの百合!?ってなった。
なんなら、ゲームをしていた女が目覚めたらゲームの世界に転生していて推しぴ(悪役令嬢)と一緒の学院生活ってやばくね!?と(笑)
新しい視点すぎるだろ。
と思って、この漫画はいつか絶対買うぞ、と思ってたらアニメ化する話が入ってきて。
いつ買おうかな〜なんて思いながら、つい最近買ったら、見事にめちゃくちゃハマってしまった。
きゅんきゅんして心が苦しすぎるこんな百合ほしかった…!という、すごく好きなタイプの百合だったし、もう、ほんと、漫画が良すぎてしまい続きが気になる…!ってなった。
あとわたし、漫画は完結してるんだと思ってたのと小説原作なの知らなかったんだ。
とりあえず1〜4巻まで買ったら5巻気になって買ったんだけど、届くまでに時間かかるなぁと思って先が読みたくて5巻以降の話(つまり、マナリアの出てくるとこから)をネットで小説を読んだ。
正直あんまり頭良くないというかもはや馬鹿の私には読めない字とかわからない言い回しもあったんだけどwwwwwwwwww
ちょいちょい出てくるオタクが使う言葉に笑うしツンデレだったクレアの心開いてデレてく様子がとにかくかわいくて。
漫画読んだ時から私はクレアが好きなんだ。
ツンデレがそもそも好みすぎる。
できることならレイになりたいわーってすごい思ったねwwww
小説の感想の前に、漫画の感想を書くか。
正直漫画から入ったから小説の挿絵より漫画の絵の方が好みかな。アニメもまた作画がちょっと違うから違和感あるかも。
漫画読む時って結構、絵って重要じゃない?
絵が好みじゃないと読む気になれない。
だからわたおしは絵が好みだからすんなり入れた部分がある。
レイの、推しぴ主義がほんとすごいなーと思うし同時に気持ちがすごくわかる。
でも、なんで百合好きなのに乙女ゲーやってんの!?なんでそこで悪役令嬢すきになるんだ???と、漫画4巻まで読んでとても疑問だった。
まあだけど乙女ゲーやってんのに百合女子というかまあれずぅな主人公設定はとても良い。
このお話、普通の百合だと思って読み進めていたらだいぶ踏み込んだ話が出てくるなぁ…と思ったのは小説読んだ時だからあとでかこー。
とにかく漫画読んで思ったのはクレアかわいい。とにかくクレアかわいい。今すぐレイになってクレアをからかったりいじわるしたり可愛がりてえ…という感想だったね。笑。
あととにかくめげないレイすごいし、いやーわたしなら無理だなって思っちゃうけど、あれが愛か。笑
それとレイのチート能力もあるけどとにかく賢い頭が良いすごい。色々やりくりするのがすごい。まあそれはゲーム知識のおかげなんだろうけどそれにしてもあるもので代用していろんなもの作ったり、応用していろんなことするのが本当にすごい。(語彙力なさすぎかww)
それがあったからあの世界でもやってけたし仲間も増やせたし何よりクレアと結ばれたんだろうなと思うよ。
小説の感想は、とにかく作者すごい。作者って頭いいんだろーなーってこと。
これだけの話をつくるのすごいよなぁと。
話がだんだん、革命へと進んでくけど。
この革命はフランス革命が題材?中世ヨーロッパが元になってる世界だしなぁと思ったりしながら読んでた。
そこに今の時代の問題のひとつでもある、LGBTを入れるっているのがすごい。
主人公は同性愛者なわけなんだが、主人公というかレイ=テイラーという人物としての親友、ミシャに突っ込んだ話をされた時に、色々打ち明けてて。
そこがなんかすごかった。でも作者も感じていて言いたいことなんだろうな。
ちょいちょい同性愛とか、性自認についてとかが描かれていて、これは単なる百合ではないなと思う。
あとクレアがそもそも同性愛者ではなく異性愛者なんだけどそれでもレイの魅力に惹かれて付き合うし終いにはデレッデレになるわけじゃんすごい。いやほんと理想的な百合っすよw
正直、リリィとかマナリアとかみたいにそもそも同性愛者ですって言ってる人たちには興味持てなかったなんか。
って思うのは例えば私が好きになる女の人が、同性愛者ではない人の方が多いということよ。
まあ…普通に少数派だから好きになった人がたまたま同性愛者でしたーってこともないし、圧倒的にノンケの方が確率高いわけじゃん。
だからなのかな。
あと普通にクレアがツンデレで可愛いから好きなんだよな
レイと視点似てるなぁと自分でも思うけど、クレア様かわいいって言ってるそのレイの気持ちがめっちゃわかるし、最初からレイみたいな視点はもてないがクレアが悪役令嬢とはいえ、それでも主人公に配慮した対応をするところは推せるし可愛い。そしてレイ、クレアに対する気持ちは推しぴへの愛…だったのかもしれないけど結婚したいと口走るのならそれはガチ恋っすよ…あ、二次元に対してはリアコ?ってやつ??????でも私は地下ドル(女子の方の)界隈にいた身だから、ガチ恋って言葉が好きだよ(笑)
あと小説を読み進める中で大橋零がなぜクレア推しになったのかがわかってすごい納得した。
乙女ゲーの百合ゲーバージョンがあってそっちをプレイしてからの乙女ゲーなのは納得。
攻略対象でない子を好きになるあたりすごいなぁと思うけど。
何回ゲームしても百合ゲーの方も乙女ゲーの方もだけどクレアを攻略はできないわけでしょ、それなのにクレアを見たいからゲームできるのすごい(笑)私だったら無理wwww推しぴと恋愛したいもんwww
でも、そーゆーグッズ少なそうなキャラ好きになるのは私もあるから、レイの気持ちわかるかも。
こんなに可愛いのに!!!こんなに可愛いんだぜ!!!!王子なんか興味ねえわってなる気持ちわかるwwwwww
まあだいたい私ってそう。二次元に対して、男キャラ人気あるからめちゃくちゃグッズ出るしそりゃ公式からも推されてるけどさー…女の子たちもかわいいよ?って思ったりするし。
なんかそれに近い感覚な気がするねん。
それから小説読んで思ったのは漫画はちょいちょい端折られてる。
詳しく読みたいなら小説だな、ってこと。
だから1〜4巻までの分の小説も読みたいしなんなら紙としてほしいかも。
でもスマホの方がいつでも読めるか…
そしてまあただの百合かと思ってて転生して親交深めて幸せになりましたとさおしまい、ではなくてかなり壮大な話になってるのがまた面白い。
設定が本当におもしろすぎる。
この世界の管理者についてとかループの話とかとにかく面白いし。
こういうファンタジー大好きなんだよね。
世界はこうなっているのかもしれない、みたいなそれ。
でもなんつーか…永遠に同じ人に恋して終わってく人生ってつまんなそ。魔王みたいな生き方。
アレアとメイはほんとチートすぎるし良い子すぎてさすが主人公の子どもって感じw主人公もだいぶチートだが。
でもそれがただのお話なら、チートすぎじゃね?と思えたし魔王が強すぎなのもなんなんって思うけど前提としてゲームの世界…まあ、最終的にそうではないんだけども、でも人が創り上げた世界だからこそのチート、は納得できるからこの設定やっぱりすきだわ、と。
そう、チートに加えて主人公モテるのもゲーム世界って感じwwww
でも魔王の方の大橋零と乙女ゲーやってて転生した大橋零が違う人でよかったし私は後者の方が好き。
あとねすごく好きなのがね、クレアとレイの関係も大好きだけどアレアとメイが出てきてからの4人の暮らしが尊いなぁって。
クレアとレイはアレアとメイのことめちゃくちゃ愛してんじゃん!?それが素晴らしくて。
2人の育て方に迷った時にきちんとクレアとレイが話せるところとか、2人に対してのクレアとレイの接し方が本当に素敵すぎる。
あー、いいなぁ…しあわせすぎるー!ってなったよね。
クレアとレイ2人きりでいちゃついてるのも良いのだけどそこにアレアとメイがいる4人の様子もめちゃくちゃ良いんだよなぁ
てか途中でめっちゃ思ったんだけどアレアとメイの双子百合きたりする!?とか考えちゃったんだよ読んでる時にwwwwwwこなかったけどwwwwwww
いろんなとこで百合の花咲いてるからなんか起きるかなーって思っちゃった(笑)
それとねー、クレアが悪役令嬢なのに良い人すぎて優しくてほんと推せる好きだわ(レイには及ばんけどwwwww
これ誰かクレアとレイの革命後のさ、いちゃいちゃ(えちえちなの含む)を描いた同人誌出してくれないですかね…?笑
小説では、かるくちちゃついたあとに寝室に行く2人のその後のことは詳しく述べられてないじゃん!???!??そこを誰か…誰か…笑
って思っちゃったw
百合漫画は色々読んでるし、百合ゲーもプレイしたことあるし散々百合でキュンキュンしてるけど、わたおしが一番好きかな。
私が好きと思う要素たくさん詰め込んであるし。
良い百合に出会えたわあ
アニメが放送されたらもっとグッズでるかなぁ。
クレアのグッズほしいです…切実に…
まあそんなわけで作者様…こんな良い作品を世に出してくださってありがとうございます。
てかまじでこんな大作をかけるのすごいなー、と。
さてこれは本編を読んだ感想だし、漫画が少し端折られているとはいえ7巻以降も楽しみ。
小説もクレア視点のをこれから読み進めてくし楽しみ。本の方も買うぞー、てゆー気持ちです。
おわり。