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ゆーみんの『幸せの道標』第11話

おはようございます。
開運セラピストのゆーみんです。


今日は「一人勝ちしない方が運が良い」という話です。
脳科学者の、中野信子氏の言葉です。


生き残るためには、他者を思いやる社会性が必要です。
でも、他者を思いやるだけでは生き残ることが出来ません。


自分は何も食べずに、他の人に食べ物を与え続けていたら、いずれは病に倒れてしまうでしょう。


生き残るには、まず自分が勝たなければいけません。
ではどうしたら、他者への思いやりを持ちつつ、勝ち続ける事が出来るのでしょうか?


そのコツは、勝ちすぎないことだと中野氏は言います。
「過剰反応」という言葉があります。


生き残っていくためには、環境に適応していく必要がありますね。
でも、過剰に適応しすぎてしまうと、それが却って絶滅のリスクになってしまう事があるそうです。


アフリカのクロサイは、個体の能力で言えば最強で、巨体を持ちながら、移動のスピードも速く、非常に戦闘や競争に強い動物で、もはや他に敵なしの状態です。


しかし、向かうところ敵なしのクロサイも、ひとたび環境が激変すると、真っ先に絶滅危惧種になってしまったのです。


クロサイは弱肉強食のアフリカで、少数精鋭の子を育てる、という戦力で生き残ってきたからです。


そして、少なく生み、その子の面倒をしっかり見て、強い生体に育てる事が一番だったクロサイも、かえってそれが仇となりました。


つまり、これは過剰反応と言ってもいい、危険な状態であったのです。
クロサイを絶滅危惧種に追いやった環境の変化は、『人の出現』でした。


人はクロサイに、適応し直す暇を与えず、猛烈なスピードでクロサイの生きる環境を破壊していったからです。


こうなると、過剰反応してしまったクロサイは、環境の激変には耐えられず
あっと言う間に絶滅危惧種になってしまったといいます。


この事から、中野氏は『一人勝ち』についてこのように述べました。

『新しい環境に耐えて、更に生き延びるには、その環境に最適な適応をしてしまっていてはだめで、「好適」くらいの適応にしておき、遊びの部分を残していく必要があるのです』


つまり、環境に適応しすぎたある条件の下で一人勝ちした存在というのは、条件が変わると変化に耐えられずに、あっけなく危機的な状況に転落してしまうというのです。


同じことが人間社会でも言えると言います。
ある時代に一人勝ちした国や企業というのは、必ず滅びているのではないでしょうか?


だから、勝ちすぎない道の方が実は良いのです。
自分だけが生き残って、他は全滅しようが構わないという道より、自分も周りも生き残れる道を選ぶ。


最適より「好適」の道を道を選んだ方が、長く生き延びることが出来ます。
周りとうまく共存できる道を選んでいきたいですね。


クロサイの例は、そのことを教えてくれるように思います。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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