「感謝と祈り」第434話

ツキは何かということを、分かりやすく説明して下さった方がいます。

それが、サンリ代表取締役会長の西田文郎氏です。

みなさんもよく「今日はツイていた、ツイていなかった」など口にすることがあるでしょう。

「出掛ける日が晴れてツイている」とか「口うるさい上司がよそに転勤なってツイている」とか…。

しかしそれは単なるラッキーであって、ツキとは違うのです。

宝くじに当たるなんていうのも、ツキでも何でもなく、宝くじで思わぬ大金を手に入れた人が、事業を始めて結局負債を抱えてしまうなんていう話はざらにあります。

そもそも宝くじのような費用対効果の低いものを、成功している人は買わないのだそうです。

ツキとは「チャンスをつかむ能力」のことなのです。

ここで分かりやすい例を紹介しましょう。

パナソニックの松下幸之助さんは、ある日夜道を歩いていて、家の中から男女の言い争う声が聞こえたそうです。

一人はアイロンをかけたいと言い、もう一人はラジオが聴きたいと言う。

それならば両方一度に使える二股ソケットがあればいいのでは…と突然閃いたそうです。

普通の人なら聞き流すような言葉からでも、ツキのある人は、それをアイデアに変えて、大ヒット商品を生み出してしまうのです。

ラッキーとツキとは違うと言うことを念頭に置き、今の境遇に感謝しながら、チャンスを掴む能力を磨きたいですね。

それには、神様が味方するような、普段からの生き方が大事なのかもしれません。

今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。