「感謝と祈り」第715話
《他人より優れていることは、むしろ大きな欠点である。
身分や家柄が高いとか、他人よりも才能があると思っている人は、外見では分からなくても、心の中に「自惚(うぬぼ)れ」という悪が潜んでいる。
人から「バカじゃないか」と見られたり、ひどく非難されたり、災いをも呼び寄せる原因は、ひとえに、この慢心なのだ。
だから、「自分は優れている」ということを忘れるように戒めたほうがよい。》
(徒然草/第百六十七段)
なぜ人より優れている事が、欠点になるのでしょうか?
それは優秀な人は、意識過剰になっているから、人の意見を聞かないし、その結果、自分の意見が通らないと怒ったりして、人間関係を最悪にしてしまうからです。
吉田兼好が、「心の中に自惚れという悪が潜んでいる」と警告したように、慢心すると、それ以上の成長は望めず、人からも嫌われてしまうのです。
そうならない為にも、例え人より優れていたところがあったとしても、それを忘れるように、自分の心を戒めて謙虚にならなくてはいけません。
そして、己の力は大した事がないと考え、人様から教えを乞う姿勢を大切にしなければ、誰もが慢心という罠に陥ってしまうのだと思います。
そうならないように、普段から自分の心をチェックして過ごしていきたいですね。
今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
いいなと思ったら応援しよう!
よろしければサポートお願いします。運を高め、一緒にピンピンコロリの人生を目指す人を募集しています。ダイエットに興味のある人に、責任を持ってフォローをしていきます。素敵な人生を目指していきましょう。