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【マイクラ】15分で完全に分かる! MODの入れ方 | 2024年最新版

『マインクラフトにModを導入しよう!』

今ある他の解説はForgeを前提とした古い情報が多いですが、この記事ではどのMod Loader、どのマイクラバージョンのどんなModでも自力で導入できるように解説します。15分くらいで読めます。

なお、ModはPCのJava版にしか導入できません。統合版には導入できないので注意!


予備知識:Mod Loader(モッドローダー)について

いきなりですが、これだけ説明させてください。

Mod Loaderモッドローダー」とは、Modを読み込んで動かしてくれるものです。
素のマイクラにはModが導入できないので、まずこれを導入する必要があります。
以降の解説でも多用する重要なワードなので、言葉だけでも知っておいてください。

Mod Loaderは複数あって、主に以下の3つです。

  • Forge(フォージ)
    昔からあるMod Loader
    新しい要素を追加する大規模なModが多い

  • NeoForge(ネオフォージ)
    マイクラ1.20.1以降用のForgeの派生(1.20.2以降はForgeとの互換性がない)
    最近はForgeからこちらに移行するModが多い

  • Fabric(ファブリック)
    マイクラ1.14以降用のMod Loader
    上記2つより起動が速く、軽量化や便利系のModが多い

ちなみに、Quilt(キルト)というFabricの派生もあるのですが、まだベータ版なので使う機会はないと思います。
なお、Mod Loaderを「前提Mod」と呼ぶ場合もあるようですが、前提Modには別の意味があってややこしいので忘れてください。

1. Modの対応しているMod Loaderとマイクラバージョンを確認

ここから実際の手順に入ります。

Modは、対応している「Mod Loader」と「マイクラのバージョン」でしか動きません。
例えば、Forge用のModはFabricなど別のMod Loaderでは動きませんし、1.20~1.20.4用のModは1.19や1.20.6などそれ以外のバージョンでは動きません。
(大抵はクラッシュするかエラーが出ます)

そのため、まずは導入したいModがどのMod Loaderとマイクラバージョンに対応しているかを確認しましょう
Modの配布サイトは「CurseForgeカースフォージ」と「Modrinthモッドリンス」が主流なので、この2つでの確認方法を書きます。
これ以外のサイトで配布されているModについては、そのサイトで確認してください。

まず、Modのページを開きます。
名前の下に「Mods」や「Mod」と表示されているのがそうです。Modpackとかと間違えないように注意。

CurseForgeにおける「Mods」表示の位置
CurseForgeの場合
Modrinthにおける「Mod」表示の位置
Modrinthの場合

次にCurseForgeでは上部の「Files」、Modrinthでは右上の「Versions」をクリックしてください。そうするとファイルの一覧が表示されます。
そこで画像の部分をクリックすると、対応しているMod Loaderとマイクラバージョンの一覧が表示されます。
本来はフィルターするための部分なんですが、対応一覧にもなっています。

CurseForgeにおけるマイクラバージョンとMod Loader一覧の位置
CurseForgeの場合
ModinthにおけるMod Loaderとマイクラバージョン一覧の位置
Modrinthの場合

ただし、Mod Loaderとマイクラバージョンの一覧はそれぞれ独立しているので注意です。
例えば、FabricとForge、1.12~1.21に対応している場合、1.12~1.21のすべてのバージョンがFabricで使えるとは限りません。

どれが良い?

マイクラバージョンは遊びたいバージョンで良いと思いますが、なるべく新しいバージョンの方がModの更新が多いと思います。
もちろん、対応しているバージョンの中でですが。

複数のMod Loaderに対応している場合、どれにするかはほぼ好みです。
軽量化や便利系ならFabricが良いでしょう。

また、複数のModを導入したい場合は、すべてのModが対応しているMod Loaderとマイクラバージョンにしましょう(対応バージョンが狭い要素追加系のModの場合は特に)。

ただし、Betaベータ版やAlphaアルファ版のファイルは注意です。
開発途中のものなので、安定して動作する保証はないと思った方が良いでしょう。
確認方法ですが、CurseForgeでは「Type」の列に紫色のBや橙色のAが表示され、

CurseForgeにおけるThe Twilight Forest ModのBeta版の表示
The Twilight ForestのBeta版

Modrinthでは「Beta」や「Alpha」と表示されます。

CurseForgeにおけるC2ME ModのAlpha版の表示
C2MEのAlpha版

2. Modをダウンロード

Modをダウンロードします。
なお、Modによっては別のModが必要なことがあり、それを「前提Mod」と呼びます。前提Modがある場合は、必ずそれもダウンロードしてください。

CurseForgeの場合

  1. Modのページを開いて、上部の「Files」をクリック

  2. 「Filter by」で、マイクラバージョンとMod Loaderを選択(前項で確認して決めたものを選択してください)

  3. ファイル一覧のうち、一番上に表示されているファイルをクリック(これが最新版です)

  4. 「Download」ボタンをクリック

  5. ダウンロードページに飛ばされますが、ダウンロードされた後に一度前のページに戻り、下の方にある「Related Projects」をクリック

  6. 関連Modが表示されるので、画像のように「Required Dependency」と付いているModがある場合は、それを同じ手順でダウンロード
    (これが前提Modです。もちろん、手順2でマイクラバージョンとMod Loaderは合わせてください)

なお、「Optional Dependency」と付いているModは、なくても動作しますがあった方が便利なことが多いです。
「Embedded Library」は内蔵されているModのこと。
「Incompatible」は非互換、つまり一緒に導入すると不具合が発生するModのことです。

CurseForgeにおけるXaero's Minimap Modの関連プロジェクトの表示
Xaero's Minimapの例

Modrinthの場合

  1. Modのページを開いて、右上の「Versions」をクリック

  2. 一覧の上でMod Loaderとマイクラバージョンを選択(前項で確認して決めたものを選択してください)

  3. ファイル一覧のうち、一番上に表示されているファイルをクリック(これが最新版です)

  4. 「Download」ボタンをクリック

  5. 画像のように下の方に「Dependencies」と表示されており、「Required」と付いているModがある場合は、それも同じ手順でダウンロード
    (これが前提Modです。もちろん、手順2でマイクラのバージョンとMod Loaderは合わせてください)

なお、「Optional」と付いているModは、なくても動作しますがあった方が便利なことが多いです。

ModrinthにおけるXaero's Minimap Modの依存関係の表示
Xaero's Minimapの例

3. Javaをインストール

Mod Loaderを導入するのですが、その前にJavaをインストールします。
大抵のMod Loaderのインストーラーが.jar形式になっており、実行にJavaが必要なためです。
(すでにインストール済みの場合はスキップして大丈夫です)

  1. https://www.java.com/ja/download/ を開く

  2. 「Javaのダウンロード」をクリック
    (Mac OSの場合は「Download Java for macOS Intel」になっているはず。Mシリーズの場合は、下の「ARM64バージョンのJRE」をクリックしてください)

  3. インストーラーがダウンロードされるので、それを開く

  4. 「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と出るので「はい」を選択

  5. 「インストール」をクリック

「Javaセットアップ - 完了」のウィンドウ
Javaのセットアップ完了画面

ちなみに、勘違いされやすいですが、ここでインストールするJavaはあくまでMod Loaderのインストーラーを実行するためであって、マイクラの実行自体にはまったく関係ないです。
マイクラを実行するJavaは、ランチャーが内部で自動的にダウンロードしてそれが使われます。

4. Mod Loaderを導入

Mod Loaderをマイクラに導入します。
最初に確認して決めたMod Loaderを導入してください。

Forgeの場合

  1. https://files.minecraftforge.net/net/minecraftforge/forge/  を開く

  2. 左側にある「Minecraft Version」から、マイクラのバージョンをクリック

  3. 「Installer」をクリック
    (左の「Latest」が最新版で、右の「Recommended」が安定版です。
    基本的には安定版が良いですが、Modによっては最新版が必要なこともあります。
    また、もっと古いバージョンを要求するModもあるので、その場合は下部の「Show all Versions」をクリックしてそのバージョンを探してください)

  4. 広告が流れますが、数秒経つと右上に「SKIP」ボタンが出るのでそれをクリック(広告には触らないようにしてください)

  5. インストーラーがダウンロードされるので、それを開く

  6. 「OK」を押してインストール(完了したら閉じて大丈夫です)

Forge Installerのウィンドウ
Forgeインストーラーの画面

NeoForgeの場合

  1. https://projects.neoforged.net/neoforged/neoforge を開く

  2. 右上にあるRecent Versionsのところの「Minecraft Version」でマイクラのバージョンを選択

  3. ダウンロードアイコン(↓)をクリック

  4. インストーラーがダウンロードされるので、それを開く

  5. 「Processed」を押してインストール(完了したら閉じて大丈夫です)

NeoForge Installerのウィンドウ
NeoForgeインストーラーの画面

Fabricの場合

  1. https://fabricmc.net/use/installer/ を開く

  2. Downloadボタンをクリック

  3. インストーラーがダウンロードされるので、それを開く

  4. 「Minecraft バージョン」を選択

  5. 「インストール」を押してインストール(完了したら閉じて大丈夫です)

Fabric セットアッププログラムのウィンドウ
Fabricインストーラーの画面

インストーラーが開けない! という場合

Javaをインストールしているかを確認してください(手順は前項にあります)。
インストール済みなのに開けない場合は、Jarfixというソフトでファイルの関連付けを修正してあげてください。ダウンロードして起動するだけです。

Jarfixの成功ダイアログ
Jarfixを起動すると、こんなダイアログが出て成功するはず

5. ゲームディレクトリを変更

ランチャーでゲームディレクトリを変更します。
これにより、ワールドやスクリーンショットなど、すべてのデータがそのディレクトリ(フォルダと同じ意味)に保存されるようになります。

必須ではないですが、他の起動構成のデータと混ざって事故らないように、変更した方が良いです。

  1. Minecraft Launcherを起動

  2. 上部の「起動構成」タブをクリック(ない場合は、左側の「MINECRAFT: Java Edition」をクリック)

  3. 導入したMod Loaderと同じ名前の起動構成があると思うので、それにマウスカーソルを重ねて「…」をクリックし、「編集」を選択

  4. 起動構成の編集画面になるので、「ゲームディレクトリ」の「参照」をクリック

  5. フォルダの選択ダイアログが出るので、てきとうに新しいフォルダを作ってそれを選択(例えば、画像のように.minecraft直下に「.instances」フォルダを作り、その中に「mod1」みたいにサブフォルダを作って選択。.minecraft以外であればどこでも良いです。
    ただし、英数字だけを使い日本語文字などは入れないようにしてください。環境によっては音が出ないなどの不具合が起きます)

  6. 右下の「保存」をクリック

起動構成の編集でフォルダーの参照ダイアログを開いている様子
こんな感じ

なお、ワールドを移行したい場合は、元の.minecraft直下にある「saves」フォルダを、選択したフォルダにコピーしてください。
.minecraftの場所は、Windowsでは「C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\.minecraft」(またはWin+Rからの「%APPDATA%\.minecraft」で一発)、
Macでは「~/Library/Application Support/minecraft」です。

ただし、Modを入れた状態でワールドを読み込むとワールドが破損する場合もあるので、コピーを取るなど必ずバックアップをしておいてください。

6. 一度マイクラを起動

必要なフォルダ類を作成してもらうために、一度マイクラを起動します。
まだModは導入していないので、Mod Loader単体で起動することになります。

  1. Minecraft Launcherの「プレイ」タブで、中央の「プレイ」ボタンをクリック
    (画像のように、左下のところが導入したMod Loaderの起動構成の表示になっているはずです。なっていない場合は、その左下部分をクリックして、起動する起動構成を選択してください)

  2. 「変更されたMinecraft: Java Editionの起動構成でプレイしようとしています(以下略)」と警告が出ますが、そのまま「プレイ」をクリック

  3. 起動できたら閉じる

Minecraft Launcherのプレイタブで左下の起動構成の欄を表示している様子
こんな感じの表示になっているはず(画像は3種類のMod Loaderを導入した状態)

7. Modをmodsフォルダに入れる

これで最後の手順です。これにより実際にModが導入されます。

  1. Minecraft Launcherの「起動構成」タブで起動構成にマウスカーソルを重ね、フォルダアイコンをクリックしてゲームディレクトリを開く(画像参照)

  2. modsフォルダがあるはずなのでそれを開き、ダウンロードしたすべてのModのファイルをその中に入れる

Minecraft Launcherで起動構成のフォルダアイコンにマウスカーソルを重ねている様子
ここでゲームディレクトリを開ける

完了

お疲れ様でした! これでModの導入完了です。
Minecraft Launcherを開いて、もう一度起動してみましょう。

Modが導入できない場合(クラッシュする / エラーが表示される / Modが反映されない など)

Fabricのエラーウィンドウ、Forgeのエラー画面、ランチャーのクラッシュ画面の3つを重ねている画像

Modが導入できない場合は、導入したすべてのModのダウンロードページで以下をそれぞれ確認してください。また、手順を1からよく読み直してください。

  1. マイクラのバージョンが対応しているものか

  2. Mod Loaderが対応しているものか

  3. 前提Modを導入しているか

なお、上記が合っていることを確認できたのにクラッシュする場合は、Modが競合している可能性があります。
1つずつModを外してその都度起動するかを確認することで、原因のModを特定し、そのModを外してください。

後からModを追加したい場合

「2. Modをダウンロード」と「6. Modをmodsフォルダに入れる」の2ステップだけを行えば良いです。
ただし、もし使用しているMod Loaderやマイクラバージョンに、追加したいModが対応していなかった場合は、1からやり直して対応するものに変更してください。

番外編:外部ランチャーを使おう

ここまでやってきましたが、実は「外部ランチャー」を使えばすべて自動でやってくれます。
Mod Loaderの導入や、前提Mod含むModのダウンロードなど全部です。
「え、ここまでの苦労はなんだったの?」と思うかもしれませんが、最初は手動で導入した方が勝手が分かって良いと思っています。この記事をここまで読めた方は、ぜひ使ってみてください。

外部ランチャーはいくつかあるのですが、有名なのは以下の5つです。

  • CurseForge App
    CurseForge公式のランチャー
    CurseForgeのModしかダウンロードできない
    また、マイクラの起動自体は公式ランチャーを挟むため、テンポ感はあまり良くない

  • Modrinth App
    Modrinth公式のランチャー
    ModrinthのModしかダウンロードできない

  • Prism Launcher
    日本語対応で非常に軽量

  • GDLauncher
    英語だがUIがモダンで綺麗

  • ATLauncher
    英語でUIが独特だが、これも人気

筆者のイチオシは「Prism Launcher」です。
Qtフレームワークで開発されているためとにかく軽量で、操作も分かりやすいです。
いつか外部ランチャーの比較や、使い方の解説記事も出したいと思っています。

最後に

記事の内容で分からない点がある場合は、コメントでご質問いただければお答えします。
良ければ『スキ』お願いします! コメントで感想もいただけると嬉しいです!
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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