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ありがとう、アルパーク天満屋

こんにちは。広島暮らしのやんぴーです。

このnoteは、広島/西区の商工センター(海がみえるとこ)近くにある「アルパーク」という複合型のショッピングモールについて紹介しているnoteです。

紹介というより、まさしく今日の令和2年1月31日に閉館する、アルパーク西棟の天満屋に向け、ただ「ありがとう」を言いたくて書いているnoteです。

全然まとまらない気もするし、大した情報もないし、もう今日の話だし、今更書くのもどうなんかなと思ったけど、そういうこと言ってる暇があるなら記しとこう!と思い直して書いていきます。

※このnoteに使用している写真は全て今年の1月に撮影したものです。

わたしは「アルパークっこ」でした

アルパークは東棟・西棟・北棟と分かれています。
東棟はユニクロ・無印良品・多数の婦人服ブランドやメーカーが入っていて、西棟に天満屋が入っています。天満屋はデパートなので、生鮮食品から化粧品、婦人服に装飾品、レストランまで幅広くあります。

子供の頃から、東棟は友だちとプリクラを撮りに行ったり、雑貨などの買い物をしたり、遊びに行く場所。
西棟はピアノの発表会で着るようなお洋服を買ってもらったり、お母さんが商品券で本とか買ってくれる場所。
そんな風に暮らしの様々なシーンでアルパークにはお世話になっていました。
北棟は109シネマが入っていますが、それは私が実家を出て広島を離れた後に作られていたので、比較的新しい施設だと捉えています。(と言ってももう建設されて10年以上経過していました・・)

古き良きショッピングモール

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わたしがこのアルパークという商業施設を「古き良きショッピングモール」と呼んでいるのは、自分自身のノスタルジーと重なっているから、というのは勿論そうなのですが
水族館があって、メリーゴーランドがあって、ゲームセンターから子供用の汽車がぐるっと施設を周るように走っていた東棟の風景と、入り口の自動ドアを抜けると化粧品ブランドがずらっと並んでいて香水の香りが漂ってきそうな西棟・天満屋の風景は、コントラストがしっかりあって、本当に素敵な商業施設だったと思っています。

「古き良き」とか言ったら怒られてしまうのかもしれないけど、悪い意味ではありません。わたしは懐かしさのあるもの大好きなんです。
東棟の水族館は無料で水中散歩できたんですよ。こんな大きなサービス精神、今ではなかなか見られないと思いませんか?
西棟の天満屋のエレベーターはガラス張りで、装飾枠には電球がきらきらついているんですよ、なんかキュンときませんか?

デパートが身近にあるという安心感

いつも何かを買ってもらうだけだった天満屋で、中学生の時はじめて友人に向けて誕生日プレゼントを買い、ちょっとだけ大人になったような気分がしたのを今でも覚えています。(それも両親のお金ではありますが)

大人になってからは両親に贈るプレゼントは天満屋で探していたし、大学生の時に実家に帰って、天満屋の中にある洋菓子店でケーキを買う!と決めて実行した時は、それはそれでまた大人になった気分を味わいました。

私にとって普段遣いの場所ではなかったかもしれないけど、何か贈り物をしたい時や品質の良いものを購入したい時、天満屋に行けば間違いないといつも思っていたし、実際そうでした。
財布も靴も、フロアの販売員さんとあーだこーだと話ながら選んで買って、長持ちしているものがいくつもあります。

本屋さん奥のカフェに通っていた

天満屋の最上階にある本屋さん。
そこで買い物をすると、併設するカフェのドリンクが値引きしてもらえたので、何年か前までは通っていました。

おそらく店長さんの個人経営だったのかな?
リニューアルした後は違う店になった感じがして、入ったことがないので今はわかりませんが、当時の店内の植物がちょっと凝った感じで面白かったのをよく覚えています。
聞けば「専門の業者さんに頼んでいるんです」とお聞きしたこととか、なんだかそういうことばかり頭に残っています。

そこのカフェは、ポイントカードもあったんですよ。値引きもしてもらってポイントも貯まるなんてなんて良心的なんだろう・・!って嬉しかったです。その頃は今より本を買っていたと思うし、よく日記も書いていたなぁ。本屋さんと同じフロアにはサンリオ、子供服ブランドのセレクトショップなどもあって、可愛いもので目を楽しませてもらっていたなぁ。

天満屋は客層もあってか、割と静かに過ごせる飲食店が多かったのも好きなポイントでした。

一番最近の、アルパーク天満屋での思い出

年始に実家へ帰省した時、母から「一着もフォーマルな洋服を持ってないの?買ってあげるから天満屋に行こう」と誘われ、お正月に商業施設に行くのは気が引けるなぁと思いつつ天満屋にでかけました。

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実際は思っていたよりも混雑はしていませんでした。
お正月より、その後再訪した1月半ばのほうが天満屋には人が沢山いました。
宝石のセールとかもされていて、セールでも数十万なのですが、マダムがたくさんいたように思うし、靴売り場はお正月よりもっと安くなっていて驚きました。

マダムと言えば、沢山のお買い物をして、店員さんがその荷物のカートを押しているシーンを一度見かけたことがあって感動しました。
あのマダムは元気なのかな?きっとアルパークの天満屋がなくなるのは寂しいだろうなぁ。

話はそれましたが、結局その日、本当に母に洋服を購入してもらいまして、この歳になってまたお母さんに洋服買ってもらったわ・・とちょっと申し訳なくも思っていたんですが、帰宅後に母から「買い物できて嬉しかった」とメッセージが届きました。

そういえば久しく一緒に買物をしていなかったし、あまり親と一緒にお買い物したくない、という気持ちの名残があったので、実家にいた頃も進んで母とは買い物に行っていませんでした。
でも、うちの母がわざわざそうメッセージしてくるというのは本当に嬉しかったんだろうなぁ・・

そんな風に親子でゆったり買い物するということも、天満屋が身近にあってくれたおかげかなぁとも思っているんです。

「アルパーク天満屋 思い出の広告展」

お正月も過ぎて、先週また天満屋に再訪したのですが、その時に「思い出の広告展」というのが開催されていて、当時の広告が掲示されていました。

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クリエイターの友人と見ていたので「Adobe Illustratorとかない時代はどうやって印刷データを作っていたんだろうね?」とか、「この頃の服装とか雑貨もかわいいね〜」などと、制作手法や流行りについての考察も盛り上がりました。

アルパークや天満屋のことを振り返って話していたところ、ふいに友人が
「えっ、やんぴー泣いてるの?」と聞いてきたので私の方が驚きました(笑)
どうやらわたしの目はかなりウルウルしていたようです。

でもね、こんな展示とか見たらこみ上げてくるものがあると思うんです。
もし同じような人いたら、きっとあなたはアルパークっこですね。

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こういった昔の広報物を展示してくれるのもいいなぁと思いました。
誰がどう保管していたんだろうなぁ、このメッセージを従業員の方たちは後で読むのかなぁとか、今も勝手に想像しています。

ここまで読んでいただき、どうもありがとう

やはり冒頭で述べたように、全然まとまりませんでした。
結局自分の思い出ばかりで、アルパーク天満屋にありがとう!という気持ちが表現できているのかわからないです。

でも、わたしはアルパーク天満屋全体に気持ちを向けてキーボード叩いています。全部は思い出せないけど、お買い物をした記憶や、家族や友達と一緒に過ごした時間があったことを、感謝しています。

おかげさまで、これまで楽しい思い出がいくつもできました。
老若男女がいっしょに時間を過ごせるデパートだったし、同じように沢山の人たちの思い出が育まれた場所だと思います。

アルパーク天満屋。
身近なデパートとして存在してくれて、どうもありがとう!
29年間、本当にお疲れ様でした。

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