見出し画像

「なんであいつが」

よくあたらしい期が始まったタイミングでしている話。
今期は1月中に話す機会がなさそうなので、去年の朝礼の原稿をもとに書いておこうかなと。

前期が締まり、社員総会があって、表彰・昇格・新組織体制の発表などがありました。年末の総会は社内でも1番と言っていいほど大きなイベントで、1年を通してここでの登壇を目指している人もとても多いです。

ただ、当然ですが、自分や部下の表彰・昇格を望む全ての人の思いが報われるわけではないですし、
いけると思ってたのにだめだった「とんでもなく悔しい」
今期はむずそうだな~と思っていた「わかっていたけど悔しい」
などたくさんの悔しい気持ちが生まれる場所でもあります。

そして、報われなかった自分の眼の前には、笑顔で喜ぶ報われた側の人たちがいて、自分の気持ちの整理がつく前に彼らを祝福しなくてはなりません。

自分が報われたタイミングであればお祝いできたような相手も、今は素直に祝ってあげられない。「なんであいつが」という感情がうまれることもあると思います。

個人的にはその感情を抱くこと自体は全然アリだと思っていて、真剣に仕事していたら起こりうることかなと。

望むような評価が得られなかった人

自分のほうが成果出している、自分のほうがホスピタリティ高い、
あいつは自分よりXXできてないのに、なんであいつが?そんな気持ちもあるでしょう。
そこで終わってしまうととても勿体無い。

自分の得意分野に相手を引きずり込んでそこで比較してない?
大谷翔平に対して「でも泳ぎは遅いよね」とか言ってもしょうがない(しらんけどもしかしたら泳ぎも速いのかも)
相手の得意分野で自分と比較してみたらどう?

さらに、自分の見えてないところで相手がどんな動きをして
どんな活躍をしていたか気付いてない可能性大
自分が軽視していたあれやこれや、本当はすごく重要で、相手はそこで成果を上げているとかない?

あと、これは私もマネージャーなりたての時によく思ったけど、
XXもしてないくせにあいつと同じ役位か、みたいな嫉妬も、
言い換えると
XXもしてない人と並べられてそれ以下だっただけ。
あの人もやってないから、ってふてくされて自分がそれやらなくなったら
もっと差がつくだけ。
自分がかつてできていた、良かった動きを捨てることはないようにしたいところ。

具体的に自分の足りない部分や求められている役割を上長にフィードバックもらうことで、今期何を頑張れば良いかの認識のずれも無くなるので、
多分これが足りなかったかなーと思う点があったとしても、温度感とかは上長と直接話すのが良いと思います。

望むような評価が得られた人

実はこっちがめちゃくちゃ大事で、
「なんであいつが」そう思われているつもりで動いてほしい。

まあ誰かしら思っているでしょう。
これまでの結果と姿勢で上長には認めてもらえたが
その人を納得させるにはまだ足りなかったということ。
これから結果と姿勢で納得させていくしかないけど、特に為人(ひととなり)が見られていると思った方が良いです。

弊社はいつも入学式で立場を与えてきたから、
下駄を履かせてもらっているという自覚をもって調子に乗らないこと。

12月より行動量が落ちているなんてもってのほかだし
自分がこのチームで一番動いている、くらいの姿勢を見せる必要がある。
メンバーより来るのが遅いとか
挑戦をしてないとか
もともとしていたことをしなくなるとか
ちょっとしたことで
なんであいつが?と思われるような隙を見せないこと。

それが選ばれた者の責任だと思うし、
ありのままの自分でいることはとても素晴らしいことではあるが
多少の無理をしないとステージ上がった自分になることは難しいので、
自身で負荷をかけて力つけていけるといいよね。

報われた人、おめでとう!
そうじゃなかった人、次だ次!!!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?