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ともす横丁Vol.9 対話の場を産む

☆11/15 PCAGIP☆er Projectリリース!https://lifeactivatorco.wixsite.com/pcagiperproject

誰しも心の奥に悩みを抱えてる。ひとりで抱えるのは苦しくてつらい。視点がひとつだといつまでもそこに留まり、混迷は深まるばかりだ。もし誰かに安心して話せる対話の場があったなら・・。

そんな場を創ることで慈愛に満ちた社会にしたいと対人支援やビジネスの場で働いている仲間たちと意気投合。この2か月話し合いを重ねてきた。それぞれが感じてきた痛みを共有し、そこにあった願いが原動力となってこのプロジェクトは産まれたように思う。

「産まれるまでの歩み」ビデオ↓ (約1分)

プロジェクト仲間のゆうちゃん(成田有子さん)は、長らく臨床心理の現場にいて、PCAGIP(ピカジップ)という対話手法を研修等でも活用しながら対話の場を広げてきたプロフェッショナル。ゆうちゃんの熱い思いに共鳴してプロジェクトは立ち上がった訳だけど、もう一人のひさちゃん(村瀬寿子さん)は福祉ビジネスに携わり、様々な課題に直面しているからこそ彼女にも共鳴したんじゃないかと思う。その響きあう様は、まるで波のようであり、深い山の木々が風にざわめいて揺れているようだった。そこにやまちゃん(山田英明さん)が助っ人として加わり、話し合いは加速し広がり深まって、カタチになっていった。

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PCAGIPは不思議な手法だと思う。多くの場合、誰かが問題があると言ったとき、その問題は人の心の中にあるのに、その事象にだけ焦点を当て、なぜこうなったのか?と原因を探していく。PCAGIPは問題を抱えているその人に焦点を当て、その人が参加者の質問を受けて、自らの問題に対する認識を変えたり、深めていく。明解な解決方法を見つけ出すというより問題を抱えている人が解決に至る方向性やヒントを見つけるための対話。そうすると問題だと思っていたことが問題だと感じなくなる不思議が起き、解決しなければならないという想いから解放されていく。自分の悩みに他者が関わってくれることで社会への信頼が醸成されるプロセスが感じられる。慈愛に満ちた社会を創ることにつなげていきたいという想いはここにある。

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私たちのプロジェクトは始まったばかり。小さな一歩だ。少しずつだけどしっかり歩んでいきたい。この星に生きるひとりひとりが安心して話せる、安心して居られる場がありますように、と切に願う。そして、もしよかったらともに歩んでもらえたらうれしい。


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