2018年振り返り ~開発者1年生~
2018年。私は開発者になった。
私は数年前からいくつかWebサービスを作ってきていて、ありがたいことにそのうちのいくつかは有名なサービスになった。
あるWebサービスが有名になれば、開発者自身もそのWebサービスを作った人として認知されるようになる。
私はそれが嫌だった。有名サービスの開発者として振舞う自信がなかったのだ。
ただそれだけの理由で数年間インターネット引きこもりになっていた。今考えるともったいないことをしていた。
(当初これについて書こうと思ったが、あまりにも内容が重くなったのでやめた)
去る2018年1月。あるサービスがローンチされた。
星クーポンである。
https://www.a28.me/index_jp.html
星クーポンとは、ユーザが店舗の情報をSNSでシェアするとクーポンがもらえるサービスだ。
店舗に対する負担が少なく、より多くのユーザにリーチすることができる仕組みになっている。
私は全く同じ内容のサービスを4年ほど前に思い付いていた。しかし当時学生であったことと、何よりも自信がなかったことから「今は時期じゃない」と何もしないでいた。
星クーポンの存在を知ったとき、悔しさのあまり布団の上で何十回とローリングし、いてもたってもいられず会社の人に星クーポンの話をしたり、ふと思い出しては呻き声をあげていた。周囲の人からしたら結構うざかったと思う。
自信がないとか、時期じゃないとか、そういう言い訳をして何もしないでいたら、どんどん先を越されてしまう。
そう気づいた時だった。
先を越されないために、私は気まぐれで作って完全に放置していた開発者としてのアカウントを、本格的に運用することにした。
私にとっては恐怖がある第一歩だった。
というわけで去年まではほぼ開発者としてのツイートは無に近かったが、今年からやたらツイートが増えた。
おかげで開発者とのつながりができて、知見はぐっと増えた。今まで私はクソザコナメクジな技術で勝負していたことに気づくことができた。
とくに運営者ギルドにお誘いいただけたのが大きかった。ギルドであらゆる猛者とつながることができて人生がぐっと加速した。
そして同じく1月に、絶対一人では開発できないと思っていた絵チャSNSを結局一人でやり始めた。
(仲間を集めてもよかったかもしれないが、そこまでの自信がなかった。)
「こんなの無理でしょ」と思っていたものの、まだ開発は続けられている。Vue.js、Firebase、WebSocketと、全く初めての技術を大量に使っているために勉強することだらけだったり、9月頃に設計が破綻したのでやり直しをするなど、山ばかりだ。
ひたすら休日を費やして開発を続けられたのも、応援してくれる人がいることが大きかった。開発者アカウントがなかったら当然応援もなにもないし、それこそ9月頃に心が折れていたかもしれない。
そして今日、やっとα版として友人に使ってもらえるまでになった。
2018年。先を越されたら悔しくてたまらないこと、本当にやりたいことに気づけた年だった。
そして、片手間ではなく本気で開発者として生きることを始めた年だった。
来年もいい年で…… もっといい年になりますように。
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