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【2017.01.23】一瞬だけ雷雨、オンラインの写真の信頼性(1,086)

今日も今日で早朝から豪雨どころか、お昼には雷雨まであった。もっともそれを過ぎた辺りでようやく、晴れ始めたが。

どのみち月曜は、外出を殆どせずに、デスクワークを強いられる日なので、大して影響は受けず。

日中のニュースを観ていた時に、ホワイトハウスの現在のPR担当ショーン・スパイサーが、今後のトランプ政権や、インターネットに出回るデマに関して、質問してくる記者たちを強引に捩じ伏せていた姿が生中継で映っていたが、ちょうど最近「Shattered Glass(ニュースの天才)」を生徒さんたちとのディスカッションに用いたタイムリーさもあって、インターネット上に出回る写真の真偽に関してもあれこれ、話しあったりしたものだ。

というのも、つい最近あちこちで出回っている、大統領就任式の2009年と2017年の比較画像、どうやらこれが捏造「らしい」との報道もされているのだ。

政治関係の数字を冷静に記録するPolitifact.comで、当日の参加人数比較なども行っているし、確かに参加者数を見ると約3倍の差がついてはいるが、ネット上の情報はあまりにも嘘が多いという先入観もあって、あの比較写真が「intentionally framed」と言われてしまうと、ロイター通信のクレジットがあっても、いかにもありそうな話だなと勘繰ってしまう。

世界レベルでこれなので、ツイッターとかで引用なんかが益々出来なくなるし(リツイートがもはや、馬鹿発見機状態)、ネットはもう、知人とのやり取りだけに絞った方が、使い方としては最も安全で健全なのかもしれない。なので、知人だけにターゲットを絞っているこの雑記は、写真をほとんど使わない代わりに可能な限り、私自身の身の回りで起こった現実を、書き留めていくようにしているんだが。

まあ人間、自分にとって都合の良い、耳当たりのイイ情報を優先的に拾って、それが本当だと固めてしまう悪癖を抱えているのは、誰だってしょうがないと思う。

それこそ私だって、数日前に今回のウィメンズ・マーチに生理的嫌悪感・拒否感を示したものだから、マーチ後のゴミの山と参加者のマナーの悪さを糾弾した一般人の投稿及び写真に、そのウラを取りようが無くても(確認の為だけに今から東海岸に行けるわけがない)、肩入れをしたくなってしまう。

いずれにせよ、ネット上でアカの他人が転がしている情報は、それがプロのものであっても、むしろプロだからこそ、三重にも四重にも吟味しないと、簡単に騙されてしまう世の中になってきているのを、年々強く感じる。「自分の目で確かめる」という行動自体が過去になりつつもあるし、だからこそ、用心を怠らないようにしたい。スカイネットがギャグじゃない世界がもうそこまで、来ているのかもな。