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支援者がクライアントの意志の媒介者,または播種者である為に

・記憶の再生にトリガは大事

・クライアントの意志は熱い内に打って冷まさない様に広げたいとこですね

・定期化しましょうねジブンちゃんと

 ジブンがネットにアップしていた過去のデータで10年前前後の写真があったので,それをつらつら眺めていたら,本を買った時に写しているのがいろいろ出てきたんですよ.あーこれ買ってたんか,えーこんなの買ったっけ,なぞと思うてたりして.多分捨てたりはしてないから,本棚のどこかにある筈.借りていってる段やなかろうが,とか,いや借りもしつつ読んでいかないかんやろねと.
やぁ,これぞセレンディピティとかかいな(似非や俄かぽく).

 数カ月前まで病棟精神科作業療法を担当していた関係上,そこで関わっていたメンバさん達の状況は気になっているわけで,ちょこちょこ記録を見たり,現在担当しているOTさんやPSWさんに近況を尋ねたりしている後ろ髪引かれだったりしてます.コメディカルにもいろんな職種がある中で,なぜこれらの職種中心に聞く事になるのかというと,まぁ1番顔を合わせているからというのが主な理由.他の職種も関わっているのは確かですが,視点がジブンの職種と近縁やからかなぁ.でもまぁ,そうならばこそそれ程多様的ではないという事になるですがそこはあらかた,具体的には医療的視点だと見えにくいとこに焦点を当てるからこそ課題や大切なこととして共有されやすく,またメンバさんの暮らしにも影響する話が通じやすいからかも知れないというバイアスと認識してますの.ああいや,話をする相手の属性がどうのこうのというのは本題ではなく(それはまた別の機会に(前にも先送り物件あったな)).でまぁ特に気になっているのは引きこもりから入院になって,それが暫く続きながら次の暮らし場所がどこになるのか(←ニュアンス)まだ決まってないメンバさん.ジブンが病棟担当をしていた中では,主治医から最初に出されていたオーダーが「生活能力の有無及び程度」「歩行(not移動)能力の評価,改善」だった訳で,もちろんそれは手段的作業療法として実際に現状への適応化や対応力,それと今後の心身機能の見通しに対して重要な面ですよな.それは基本として行いつつ,目的的作業として,個別の身体機能訓練及び病棟活動を行いながら少しずつ,少しずつその人から意志を語って貰える様に関わっていったなぁと.
//閑話
その辺はひょっとしたら作業療法という名の下で得られる時間の強みかも知れません.言葉が絶対でなく感覚-運動領域の中から本人が選択できるという作業を通して場を共有できる可能性を持てるから.と考えてたり.
//閑話休題
まぁそんな風に時間を過ごしていき,その人も入院生活での習慣は形成していった感じなんですが,そうすると次は退院に向けての取り組みとなるのが通例なのですが,まぁ本人の状況というよりも寧ろ家族や行政,病棟などの都合もいろいろあって延び延びになっていったり.まぁね,一筋縄じゃいかない様な家族関係やらがあってですね,そこを丁寧にほぐしていかないといけないだろうし,そしてそれは本人さんだけですぐに出来るもんでもないし,というのはスタッフとの話の中で理解はしてたところ.ならばその間にジブンが本人さんとの関わりの中で出来る事は,って,まぁ,他のスタッフがやれている感じではない「意志と作業」の部分よなぁと.ならばやっぱしジブンにとってやりやすいツールであるADOCを使って面接なぞ行ったり.そこで出てきた内容の中で,本人と入院中にやっていける事と,退院後の暮らしで(どういう場に行くにしろ)やっていきたい事を共有して,これからやっていきましょうと.今の作業に加えて,本人にやって貰うのは交流・習慣化,ジブンはスタッフ間(病棟と今後の中心支援となる地域連携室とか)の情報共有もと.という感じで進めていったりしました.やるて一緒に決めていったら,ちゃんと本人さんはやってくれる様になったりしたので,こちらもそれらの出来ていってる事を病棟スタッフへ話しながら(←ここ大事,やっぱり変化を理解して貰わないと説得力無いですしね)今後の希望や退院したらやりたい事ややらなきゃならない事なども合わせて伝えていったりしましたんですよ.という感じでやっていったんですが.
「ああ,本人さんが退院するよりジブンの異動が早かった」という.
とまぁ,本来ならばジブンが病棟で関わっている間に退院とその後の暮らしへの流れに向けての協業(本人及び関係者)を出来れば良かったんですけど,まぁそれは状況により難しくなってしまったので,でもまぁそこは目的がしっかりした上でならやりようはいろいろあるかもなぁと考えて,何となく現在関わっているスタッフさんにジブンが本人と確認し共有したものを忘れないようにつついたりしていってる感じです.いやまぁ本人さんの意志が変化するならそれはそれでいいんですけどね,ただ本人の意志がちゃんと暮らしに繋がる様なチャンネルを周りが尊重する場であって欲しいところなのん.

 つらつらメモ書きからの演繹というよりも,ちゃんと構成から入ってアウトラインを決めてから書いた方がスッキリ軸を持って書き進められるかもというのも練習の一環で必要ですよなぁ.だいたいジブンが書き進む中では思考があっちゃこっちゃ行って収集がつかなくなるADHD的資質ぽさがある(本来ASD的なんですが)のかもと思うたり.もしジブンに相談されて相手がそういうタイプなら,センテンスを短く1テーマ1行で進めるのを勧めるのにね.でもこれも練習というか修行やからと,長く書くのを肝に銘じさせるジブン縛りとかも含めて次も書いていきたい所ではありんす(公約の定期化が先というツッコミに冷や汗しつつ).

プログラマを経て作業療法士へ.精神科病院で病棟やデイケア,通所リハなど渡り歩いた後で自立支援事業所へ.主な担当領域は精神障碍を持つ方の生活支援,特に就労支援が中心.大切な作業を大切に,がモットー.