海外ニュージーランドの介護師からのスキルアップ!Meds competent の仕事内容

Meds competent (Senior caregiver, meds comp)の仕事内容を紹介したいと思います。Meds comp とは配薬やリーダー業務を行うポジションです。
ニュージーランドの老人ホームでは、注射薬やマーゲンなど医療行為を基本的にしません。看護師もいますが、介護師でmeds compを持つスタッフは、看護師とほぼ同様の業務ができます。

Meds comp の業務内容

配薬

介護施設の利用者さんの服薬管理をすることができます。私の施設ではコンピューターで管理しています。処方薬のリストに沿って、現物の薬と確認していきます。

アスピリン 1錠 チェックという感じです。

朝、昼、夕方、寝る前の1日4回薬のラウンドあります。朝は、配薬だけで2時間半かかることも!
あとは、必要に応じて、利用者さんが痛がってたり、便秘だったりすると痛み止めや下剤の配薬もできます。

電話対応


家族や利用者から電話を受けて、対応します。他、薬剤師や医者から電話を受けることも多いです。患者の名前が聞き取れない、書けないのが一番厄介です😥

シフト管理


同僚から病欠の連絡が入ったときは、代わりの人を探さなければなりません!これも結構大変!

緊急時対応

一番は、転倒からの創処置。マニュアルに沿って30分置きのバイタルサイン測定から始まるので、転倒エピソードで一気に忙しくなります。他は、体調不良。下痢、吐き気、胸痛など自立の患者の場合は、GPや他のナースに相談します。結局は病院に送ることしか出来ないので、救急車を呼ぶことになることが多いです。かかえてる住居者が多いのでなんだかんだ毎週救急車を呼んでて、救急隊と顔見知りになってしまいました。笑

創処置

使ってるものはだいたい一緒です。日本での経験で問題なく処置できます。

記録

日々の記録を書きます。まだまだ言い回しとか英文の勉強中です。

多職種との連携

運動機能の低下が見られるときは、フィジオスタッフにアセスメントを依頼します。薬のことは外部の薬局に問い合わせたり、利用者さんの状態の変化、認知症の進行や創感染、尿路感染の兆候などはGPと連絡を取ります。

最後に

こんな感じで、思ったよりも看護師に近い業務ができて、たくさんのことを学ぶことが出来ます。現場にいると医療英語も覚えやすくなります。

海外で看護師を目指してる方は、おすすめのポジションでした🙂

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