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京都《ザ・リッツ・カールトン京都 ; グッドネイチャーホテル ; ザ セレスティン京都祇園》

昨年の9月、10月に京都で宿泊した3つのホテルについての覚書になります。 一番上の写真は、吹き抜けが素敵なグッドネイチャーホテル。

ザ・リッツ・カールトン京都

コロナ下ということもあり、9月に多少お得な料金で予約できたので、(私は東京在住なので、GoToトラベルは10月1日からしか使えなかったため、GoToではありません)2年ちょっとぶりに宿泊しました。 今回も2泊です。 

リッツ・カールトン京都は、スイートも含め全134室と大きすぎない点が良いですね。 コンパクトなロビースペースを通って早速部屋へ。 ホテルは5階建てで、部屋は前回同様、最上階の5階にありました。 今回は45㎡の「デラックス」というカテゴリー(前回は52㎡の「グランドデラックス」でした)。 前回と比べて、やっぱり少し手狭な感じがします。

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9月らしい果物など、ご用意して下さっていました。 箱入りのプレゼントのお菓子は、すぐ近くにある二條若狭屋さんの宇治抹茶煎餅です。 

窓側から入口側に向かって見たところ。 写っておりませんが、バスルームは使いやすいですし、桜の模様が白い壁にあしらわれていて、素敵です。

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さて、京都では宿泊するホテルで朝食がついてきてしまうとちょっぴり困る私。 行きたい飲食店が多すぎて、ホテルで朝食を食べてしまうと、それらの店でたくさん食べられなくなるためです。 ただ、リッツ・カールトン京都に限っては(あと、ひらまつも)朝食を食べたい。 今回も朝食つきプランで良かったです。 なお、朝食以外にも、¥10,000分のホテルダイニングクレジット、13時までのレイトチェックアウトがついている、コロナ下での特別プランでした。

1日目の朝食は、ルームサービスにしました。 レストランは10時がラストオーダーなのですが、ルームサービスは11時半までOKでした。

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通常のフルブレックファストは¥6,900(税10%・サービス料15%込)相当のものなので、大体それくらいの金額になるようにアラカルトでオーダーしました。 この日は夜にお食事が控えていたので、朝食は少しにしたかったのです。 このマスクメロンがメニューによれば¥3,500(税・サ込)。 右奥に見えているのが、リッツ・カールトン京都名物のピエール・エルメのクロワッサン(1つ¥500)です。 たまの休日、明るい部屋でのんびりと優雅な朝食タイムとなりました。

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上記のように、¥10,000のダイニングクレジットがついていたのですが、これをどう使うか、困りました(笑)(京都在住のお友達をお呼び出しして、使っていただけば良かったと、今これを書いていて気付きました)。 ロビーラウンジでケーキやアフタヌーンティーというのも良いと思うのですが、外食の予定がいろいろ入っていて、少しも食べられそうにありません。 ピエール・エルメのブティックで焼菓子か何か買って持ち帰りたい、というのは誰しも希望することだと思うのですが、それはダメで、ホテル内の飲食店でその場で使うか、ルームサービスで使うかです。 苦肉の策として、「持ち帰れそうなもの」をルームサービスで頼むということをしました(持ち帰ったのは内緒ですよ 笑)。

◇ピエール・エルメ・パリ チョコレート5種 (¥1,500 ; 税・サ込)

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これをまず1セット頼んでみて、どのようなものか内容確認(この1セットめは、後述するように、無料にして下さいました)。 

その後、再度ルームサービスでこれを追加で5セットオーダーしました。 きれいに5つずつ盛り付けられています。 ¥1,500×5=7,500。 カプチーノ(¥1,500)と合わせて、無事(?)クレジットをほぼ使い切れました。 ちなみに、マカロン(¥2,500)もありましたが、全部チョコにしました。 

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チョコレートは、長方形のものが若干塩気があり、私は一番好きでした。 

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2日目の朝食はレストラン「ラ・ロカンダ」で。 和食も選択可ですが、私はここでは何泊しても全部洋食にします。 いつもはブッフェスタイルなのですが、コロナ下で各皿ずつ運んできて下さるアメリカンブレックファストに変更されていました。 これは、ゲストとしては正直かなり残念な変更ですが、こんな時なので仕方ないですかね。

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スターターとして出てくる、ぶどうジュースと沖縄のもろみ酢のセット。 前回と変わりません。 もろみ酢は、黒糖が入っているのかな? 少し焦がしたような香ばしい独特の風味がほのかにあります。 

卵料理はパスしましたが、ソーセージはポーク、チキン、ラムが揃っていました。 また、オレンジジュースかグレープフルーツジュースがつきます。 

◇ベジタブルサラダ

◆カプチーノ

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少ない(笑)。 私はブッフェで自分で取ってくるとこれよりも少ないことが多いのですが、運んできてもらうとすごく少ない気がするのはなぜなんでしょうか・・。 サラダのドレッシングはフレンチでした。 

◇フルーツサラダ、ヨーグルト

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少ない(笑)。 おしるし程度という感じでしょうか。 この2皿はあまり印象が良くなかったです。 ただ、果物は上質でした。

◇クロワッサン、パン・オ・ショコラ

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パンは他にもトースト、マフィンなどがありますが、このリッツ・カールトン京都では、ピエール・エルメのクロワッサンをたくさんいただきたい。 これをたくさん食べるために宿泊していると言ってもよいくらいですから。 クロワッサンは左奥にある赤いのが、エルメのスペシャリテのケーキである「イスパハン」をモチーフにしたもの。 四角いのがパン・オ・ショコラ、一番手前は季節限定の、栗と洋梨のクロワッサンです~! どれもかなりおいしく、とっても幸せでした。 

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イスパハンと栗を拡大。 イスパハンは、フランボワーズの酸味があり、珍しいクロワッサンです。 栗の方は、中に栗のペーストと洋梨が入っていて、季節感満載でした。 今回、栗2つ、プレーン2つ、イスパハン1つ、パン・オ・ショコラ1つの計6つをいただきました。 それでも、これ以上下さいと言いづらい雰囲気で、ちょっと食べ足りない気持ちが残ったのは残念でした。 だって、卵料理は食べていないし、パンは10個くらいは食べたかったのです。 仕方なく(?)、この後京都駅で551の肉まんを1つ買って食べてしまいました(笑)。 でも、全体的には満足で素敵な朝食でした。 

今回リッツ・カールトン京都に泊まっての感想。 元々自分はリッツ・カールトン(特に東京と京都)のサービスの質にはやや懐疑的なのですが、以前よりは良くなったのではないかと思いました(辛口でしたらゴメンなさい)。 前はちょっぴり冷ややかで気取った印象があったのですが、今回はスタッフの皆さんに笑顔も増えており、当たりも柔らかくなっていました。 また、1つのエピソードとして、ルームサービスのカプチーノがあまりにぬるかったので、ついそう言ってしまったところ、すぐに新しいものをもう1杯持ってきてくれ(ただしそれもぬるめだった)、さらにチョコレート5種を1皿無料にしてくれました。 ただ、朝食レストランのサービスは良くなかったです。 こちらから言わないと何もしていただけなくて。 クロワッサンも、コーヒーも、こちらが足りなそうな素振りを見せても、向こうから「もう少しいかがですか」の一言はないので、あったら良かったなあ。 

客室に関しては、今回一番下のカテゴリーに泊まってみたところ、この時代、この値段にしては狭いのではないかと感じました。 また、今回の客室は前回と違って鴨川ビューではなかったので、鴨川側が随分良いのだということも実感できました。 今回はお墓ビューでしたし(お墓がイヤというわけではないのですが)、それは置いておくとしても、竹垣などはもう少しお掃除したらどうかなと思ってしまいました(ゴメンなさい)。

リッツ・カールトン京都は2014年オープンなので、まだ比較的新しく、その点は気持ち良く過ごせて良いですね。 また、今回13時までのレイトチェックアウトがついていたので(このホテルは通常でも12時と遅めのチェックアウトですが)、のんびりできてありがたかったです。 この1時間が全然違うんですよね。 今回もそうでしたが、私はたいてい土曜日をからめた宿泊なので、その場合、1泊朝食付き税込で1部屋¥85,000未満なら、客室種に関わらずまた泊まりたいと思いました(平日はもう少しお安く泊まれます)。  

グッドネイチャーホテル

残りの2つのホテルにつきましては、飲食もしていないため、さらっといきたいと存じます。 まずグッドネイチャーホテル。 四条河原町という絶好のポジションに2019年末にできた、グッドネイチャーステーション内にある話題のホテルです。 ここは10月3日(土)からの2泊だったのでGoToが使えました。 このホテルは京阪が経営しています。

宿泊したのはデラックスグランドツインという52㎡の部屋でした。 やはり50㎡あると広々します。 GoToを使えたので、土曜日がらみでしたが、2泊で1部屋¥56,000程度。 これ以外に地域クーポンも¥14,000いただける(これもまた使い道に多少困りますが)のですから、GoToお得ですね。 

この部屋はエキストラベッドを2台入れて4名で宿泊することもできるそうです。 全体的に落ち着いた色調。 何となく調度品などが、ザ・サウザンド京都の部屋と似ています(同じ京阪なので)。   

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バスルームも素敵。 このホテルは「使い捨てない社会、循環する社会」を目指しているそうで、歯ブラシは置かれていません。 

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ボディソープやシャンプーなどはロビー階で購入することもできて、以下のようなものです。 ここグッドネイチャーステーション発の、100%植物由来成分で作っているオーガニックのブランド「NEMOHAMO」、名前の由来は「根も、葉も」だそう。 これも京阪がやっています。 

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今回、一休のダイヤモンド特典でロビー階でのドリンク無料チケット(及び13時までのレイトチェックアウト)をいただいたので、早速飲みに行きました。 トップの写真の吹き抜けの中には暖炉があるんです。

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オリジナルのボタニカルドリンクを注文。 ノンアルコールです!

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洗練された感じのグレープジュースで、おいしかった。 

グッドネイチャーホテルは、場所がとても便利なのがまず一番のポイント。 この立地と、まだ新しいという点だけで、また泊まっても良いと思えます。 また、京阪グループのホテルは、全般的にサービスが日本らしく柔らかくて、親切。 上にも書きましたが、部屋の雰囲気や、タブレット端末での操作、価格帯など、何となくサウザンド京都に似ていると思いました。 今回はGoToでお得に泊まれたのでとても良かったですが、そうでなくてもここはおススメできます。 

グッドネイチャーホテルのHPはコチラです。

ザ セレスティン京都祇園

最後はセレスティン。 ここへ宿泊したのは昨年(2020年)9月20日(日)からの2泊。 そう、土曜日も入れると4連休になっていて、昨年おそらく最も京都が混んだ日程です。 取れるホテルはどこも異様に高くて、何とか広めの部屋をそれなりの料金で確保できたのがセレスティンでした。 2017年にオープンしたまだ新しいホテルです。 

セレスティンは三井不動産が手掛けているホテルグループで、三井ガーデンよりは少し上のランクを目指して作られています。 三井ガーデンは(ビジネスホテルの中では他社に比べてかなり良いけれど)、一応ビジネスホテルだと思うのですが、セレスティンはビジネスホテルと言うには少し高級感があり、ビジネスホテルとシティホテルの中間といった感じかな。

宿泊した部屋は、全157室のこのホテルで一番上級のジュニアスイートでした。 66㎡あり、その広さは素晴らしいものでした。

下は洗面所の様子。 やっぱり何となくビジネスホテルっぽい(笑)。

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部屋は光沢感ある青が差し色に使われ、パッと見るとおしゃれですね。 窓際のテーブルが長くて大きくて、便利でした。

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それから、下のドレッサースペースがあるのは嬉しかったです!

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部屋のミニバーはコロナで空っぽになっていましたが、お願いすればペットボトル入りの飲み物をいろいろ持ってきてくれます。 飲み物は無料でした。 普段はコーヒー、紅茶、ジュース、お菓子を無料でいただける1階のゲストラウンジが、コロナ下で営業していなかったせいだと思います。

このホテルには大浴場がありまして、それも何だかビジネスホテルっぽいのですが、やはり広々とお風呂に入れるのは良いですね(空いていれば)。 私としてはサウナがあれば言うことなしだったのですが。  

ザ セレスティン祇園は、可もなく不可もなくという感じで特筆すべき点があまり見当たらず、印象に残りにくいホテルでしたが、3周年ということで今後も頑張ってほしいです。 それから、この時はレンタカーを使ったので、一休のダイヤモンド特典で駐車場が無料だったのはありがたかった。

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上は、車寄せのところにあった3周年の花手水。 こういうのは心が和みますね。 また今年も京都でいくつかの新しいホテルに泊まってみたいです。

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