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🎀作品紹介🎀 煮えたぎるマグマ

心の奥底でふつふつと煮えたぎる怒りのマグマ。
怒りは凶器。
相手だけでなく、自分をも焼き尽くして傷つけてしまう。
怒りに主導権を握らせてはいけない。

ネガティブな感情の中でも、怒りはおぞましい最凶の情念とされ、不安定でうまくコントロールができません。
わたしも人並みに、怒りにまかせて取り返しのつかないことをしてしまったことがあります。
たとえ相手に非があったとしても、怒りをコントロールできなかった自分の未熟さへの憤りは今なお消えません。

怒りは身を滅ぼすと言われます。
その獰猛さで自分自身をも焼き殺してしまうかもしれません。

怒りは、膨大なエネルギーを消費するにもかかわらず、得るものがないどころか失うものの方が多い厄介な情念です。

ただ理屈では分かっていても、怒りに襲われるのが凡人です。

アンガーマネジメントという手法が世間で言われていますが、怒りはコントロールするのではなく、締め出さないといけないとし、そのために不可欠なのは死の認識だとするのは、ローマの哲学者セネカです。
約2000年も前から、怒りは対応困難なおぞましい情念として認識されていたのはとても興味深いです。

早かれ遅かれ、死は誰の元にも訪れます。
死の認識があれば、怒りによって限られた貴重な人生の時間を無駄にしている場合ではないと思えるようになると思います。
ただ科学技術が進歩した現代において、死を意識するのは、なかなか難しく、よって私たちは怒りという感情を持て余しているのが現状だと思います。

もし怒りに有益性があるとしたら、それは私怨にまで昇華した場合ではと密かに思っています。
私怨は、ネガティブな感情ではなりますが、衰えることのない安定したエネルギーを生み出し、生きる原動力となりうると思っているからです。

作品ページはこちらです。
https://opensea.io/assets/ethereum/0x495f947276749ce646f68ac8c248420045cb7b5e/66090858158364925457028345025784853895341324385003537267860495356560372924417


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