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美味しいものがあれば

こんばんは。

美味しいものがあれば、8割幸せ。
長らくそう言ってきた。
ほんと、20代の頃から、もっと前から?ずっと言ってる気がする。

古い友人の皆さん、私がいつからこれ言ってるか覚えてる人いたら、教えて?

あと2割を探し続けていたけどさ。
もうさ、10割で、よくない?
つーかさ、8割とか10割とかなんなん?
って最近思うのよ。
(自分が言ってただけなのよね、マジで)
不足を見つける癖、いい加減やめるよ。

美味しいものがあれば、幸せ。
それって、めちゃくちゃ幸せなことやん。
その瞬間は、幸せそのものやん。
って、実感してる。日々。

なので、長らく言い続けた事をバージョンアップします!
美味しいものがあれば、私は最高に幸せ!いえーい。以上。終わり。
8割とか、10割とか、そんな制限もういらない。

yumiさんは、お料理を五感で楽しむ人だ。
と、私が大好きなイタリアンの料理人は言った。

言われるまで全く気づかなかった。
美味しいものの前では、語彙力なんて崩壊しちゃうから、ただ「美味しい」しか言っていない私のことをよく観察してる。

いつも、目で楽しんで、香りを感じて、しっかり味わって食べてると。
料理人ならではの視点だよねぇ。
それだけ、お客さんのことを観察しているなんてびっくりしたけど、嬉しかった。

んで、料理の楽しみ方が、私らしくしつこくねちっこいって事にも気付かされる。
彼女の作るエビ料理、早くまた食べたいな。

1人で飲みに行く事を覚えたのは、福岡のおかげ。
1人で飲みに行っても、全然1人じゃない。
お店の人も、お客さんも、みんなが話しかけてくれるし、アットホーム。
県民性もあるのかなぁ。

東京に住んでいた時も、気に入った店には通い続けるタイプだった。
でもそれは、1人で、ではなくて、誰かと一緒に。
残りの2割は、誰かと一緒に食べるから、幸せだって事にしたかったのかも。

美味しいものは世界を救う。
少なくとも、美味しいものは、私を救ってくれた。

人生のドン底で福岡に来て、その後すぐ、奇跡の復活を遂げて婚活市場に復帰した私は、わずか数ヶ月で新しい彼氏を作った。
時を同じくして、うちからすぐの場所にワインバーができた。
お酒なんて全然飲めない彼が、なぜかそのワインバーを気に入ったから、2人で通うようになった。

女性の店主が1人で始めた小さなお店で、彼は店主とすぐ仲良くなって、お店のお客さんともよく喋るようになった。
福岡に来て、はじめて、会社以外のコミュニティに属したような、感覚。

その後、数ヶ月もたたないうちに、彼はいなくなり、奇跡の復活から、またもう一段下のドン底を味わって、そして私は1人でその店に通うようになった。
誰かと話したかった。
1人でいるのが辛かった。
誰でもいいから、話し相手が、欲しかった。
せめて、美味しいお酒とお料理が欲しかった。

彼と付き合わなかったら、この店に来なかったかもしれないし、彼と別れなければ、1人で通う事もなかったかもしれないから、人生って不思議だよねぇ。

おかげで、私は、1人で飲みに行けるお店をゲットし、そこで、たくさんの人と出会って、今度は奇跡じゃなくて、ジワジワと段々と、少しずつ、ゆっくりと、自分のペースで、自分の足で歩いて、ようやく、自分を取り戻していったんだ。

まーとにかく。
美味しいものがあれば、大丈夫なのよ。
そこには愉快な人達が、必ず集まってるから。

それでは、また。

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