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【自作インジケータ公開】ゾーン描画補助ツールExpansionBox【フォロワー2000人記念】

こんにちは、ゆみねです。
フリーランスのエンジニアをやっています。

2021年夏頃から本業が多忙でtwitterもFXもnoteもあまり活動できておりませんでしたが、なんとtwitterのフォロワー数が2000人を突破しました…!
フォローして頂いた方、ありがとうございます!

前回公開した自作インジケータのFEDLAが好評だったため、今回も2000人記念で自作インジケータを公開したいと思います。
※まだご覧になってない方は以下のリンクから一度覗いてみてください。


…さて、いきなり期待を裏切って申し訳ありませんが、本業多忙のため今回はものすごく低コストで製作しました。

前回のFEDLAは50万円以上のコストがかかってますが、今回のはせいぜい1万円程度です。
時間で言うとMT4/5両方合わせても1~2時間程度
このnoteの執筆にかかった時間の方が長いです。

あまり詳細な動作確認もできていませんので、不具合等あれば遠慮なくtwitterにてご連絡ください。

ただこれは自分自身でも時々使うので、自身で不具合に気づいた際は勝手に修正して差し替えておきますね。


作ったものは「四角を描画するツール」です。

「そんなんMT4/5に最初からあるじゃん」

仰る通りです。

ただ、少しだけ便利機能を付与してみました。
普段のチャート分析で四角をよく使う方にはもしかしたら便利かもしれません。


更新履歴

2021/12/29 - ExpansionBox v1.0 公開


このインジケータについて

MT4/5に標準で付いている四角(RECTANGLE)を描画するインジケータです。
自動で描画するようなものではなく、あくまでも手動で描画するだけのインジケータです。

ただ、標準の四角と決定的に異なる部分があります。

このインジケータで描画した四角は
「常に四角の右側が現在時刻にくっつきます」

実際のチャート画面で説明します。


例えばこんなチャート。

人によって色々な分析方法があると思いますが、例えばこのチャートで水平線を引こうと思った時、こんな感じで引く人もいますよね?

この時、例えばこんなロールリバーサルを想定しているとします。

そんな時、この黄色丸の部分をゾーンとして捉えて見るような分析をする方も多いのではないでしょうか。

こんな感じで複数の近い水平線が集まった場所や、ぼんやりと「この辺」という感じで特定の価格帯を見たい時、「四角」をチャートに描画しておく人もいるかと思います。

「四角」はご存知の通り、「始点」と「終点」の「価格」と「時刻」をそれぞれ指定する必要があり、一度描画した四角はずっとそのままそこに留まります。(当たり前ですが…)

そのため、描画したゾーン(四角)に中々価格が到達しない時等は何度も適当な長さに四角(の右端)を伸ばす作業が発生します。

「水平線みたいに横に長い四角が書けたら楽なのに…」

と思った事はありませんか?
私はあります。

また、このように四角を描画したくても、起点となるロウソク足がかなり過去の時点のもので画面外にある場合、過去から描画をはじめて現在時点までずーっと四角を引っ張ってくる必要があります。面倒ですね。


そんな時、今回製作したExpansionBoxを使うと「一発で書きたい四角が書けます」

ExpansionBoxでは、ゾーンの「高値」と「安値」(画像の赤○)の2点を指定するだけで、四角の右端が常に現在時刻にくっつく特殊な四角を描画できます。

「常に」とは文字通り、時間が経過しても常に現在時刻に合わせて四角が伸びていき、いちいち手動で伸ばしたり再描画せずとも勝手に現在時刻にくっついたままでいてくれます。
いちいち四角を右側に伸ばしていく作業から開放されます。


さらに、この四角の削除もワンクリックでできます
右クリックから「削除」を選ぶ手間から開放されます。

以前配布したFEDLAではお馴染みの機能ですが、本インジケータでも同様に、「削除モード」状態で四角をクリックするだけで削除できます。
※四角の「クリック判定」がMT4/5の仕様により特殊なので、四角の削除に関しては慣れが必要です。(四角の枠部分、もしくは選択状態にした時のポチ■部分しか反応しません)


さらにさらに、「一時的に非表示にする機能」も実装してあります。

「削除したいわけではないけど、一瞬だけ四角を消してチャートを見たい」
と思った事はありませんか?
私はあります。

FEDLAと同様に、キーボードの特定のキーを押下することで一時的にこのインジケータで描画した四角だけを非表示にする事が可能です。


過去チャートで検証を行う際には使いにくいですが、リアルタイムトレードで使う場合には有効に使えるものになると思います。


以下、パラメータについて説明します。


パラメータ

【BOX設定】

色:四角の色
太さ:四角の枠の太さ(塗りつぶす場合は見た目に何の影響もありません)
塗りつぶす(MT5版のみ):MT5版のみ、四角を塗りつぶさない事も可能

【マグネット設定】

※FEDLAv2で実装済みの同機能と同じものなので割愛。(ロウソク足にピタッとくっつくやつです)

【ショートカットキー設定】

BOX描画モード:描画モードに入るためのキー
BOX削除モード:削除モードに入るためのキー
BOX一時非表示モード:一時非表示にするためのキー

【その他設定】

※インジケータをセットすると右上に「EB」というテキスト(ボタン)が表示されます。その表示位置や色の設定です。


使い方

※インジケータのインストール方法は各自でググって下さい。

1.インジケータをセット

2.画面右上の「EB」をクリック or 描画モードのショートカットキー押下

3.「EB:a」と表示されている時に四角の1点目をチャート上で指定

4.「EB:b」と表示されている時に四角の2点目をチャート上で指定

5.四角が描画され、常に現在時刻に右端がくっつく特殊な四角が描画されます。

※もちろん選択状態を解除しても問題無く動作します

※描画された四角を手動で移動しても、移動後に自動で右端にくっつきます。↓


6.(初期モード時に)右上の「EB」を2回クリック or 削除モードのショートカットキー押下

7.右上に「EB:eraser」と表示されている時(削除モード時)に四角(枠or■)をクリックすると、このインジケータで描画した四角を削除できます。
※通常のMT4/5標準機能で描画した四角は削除されません。


8.(初期モード時に)一時非表示のショートカットキー押下でこのインジケータで描画した四角を一時的に非表示にできます。


注意事項

・このインジケータはあくまでもゾーンの分析を補助するために私が個人的に作成したものです。無断転載、二次配布、販売等はご遠慮ください。もし、第三者でこのような事をされている方を見つけた場合、私までご一報頂けますと幸いです。(このnote記事を広めて頂く事は大歓迎です)
・この記事の情報やインジケータは利益を保証するものでも無ければ、投資助言や投資勧誘を行うものでもありません。この記事の情報やインジケータを使って生じたいかなる損害についても一切の責任を負いませんので、ご利用は全て自己責任でお願い致します。


よくある質問等

Q:動作おかしいよ?
A:すみません、ダーっと作ったので不具合あるかもしれません。おかしな点があればtwitterのDMにてお知らせ頂けますと幸いです。

Q:こんな機能も欲しい!
A:比較的実装が楽なものであれば対応する可能性もあるので、遠慮なくご連絡頂けますと幸いです。


雑記

夏頃から多忙すぎてここ半年くらいの記憶がほぼありません。

本業も年明けから大きな動きがありそうで、自分の会社としても大きな転換期を迎えている大事な時期に直面しています。

…ですが、2000人もの方がフォローして下さった事は素直に嬉しいので、気合いでこの記事を執筆しています…笑

近頃はFX関連の情報発信もロクにできておりませんが、来年からFX方面でも色々と動き出しそうな感じがあるので、少しずつまたそっちの活動も再開できたらなーと考えています。

とにかく今は本業で佳境を迎えている案件をクロージングする事だけ考えて頑張ります…。

短いですが今回はこれにて…!

フォローしてくださった方、ありがとうございます!

来年も引き続きよろしくお願いいたします!


それでは皆様良いお年を!



今回のような自作インジケータ公開記事以外にも、億トレーダーの手法を検証したり、MQLプログラミング記事等、エンジニア目線でのFXトレード全般に関する記事を執筆しておりますので、ぜひ他の記事もご覧頂けますと幸いです。

また、「こういうインジケータ/EAが欲しい!」というお話はいつでも承っております。(MT4/MT5どちらでも)
NDA(秘密保持契約)や業務委託契約書等を結ばせて頂く事を前提としておりますので、手法だけ盗んだり手法を勝手に公開するような事は一切ありません。
(2021/12現在、多忙により製作依頼はほぼ受けられておりません…)
もちろんこのインジケータに関する質問等も承っておりますので、お気軽にご連絡ください。

以上、最後までお読み頂きありがとうございました!


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