『トゥループ・ゼロ~夜空に恋したガールスカウト~』

Amazonプライムで配信開始されたばかりの『トゥループ・ゼロ~夜空に恋したガールスカウト~』を観たよ。

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画像の通り、子供達が主役の映画です。私は子供が苦手なのであんまり期待はしていなかったんだけど、ちょっと胸に刺さりすぎて泣きまくった。いい映画。

序盤のあらすじ。母親を亡くして父親と二人暮らしのクリスマス(マッケナ・グレイス)が主人公。毎晩夜空を眺めて、母親が空から自分を見ていて宇宙の彼方にいるのかも…と憧れを抱いている夢見がちな女の子。クリスマスは所謂いじめられっ子で、親友は女の子っぽい男の子ジョセフ。ある日、ガールスカウトの集会を目撃したクリスマスはジャンボリー(ガールスカウトの大会)の出場資格を満たし優勝すると、NASAから宇宙に向けて飛ばす衛星に設置するゴールデンディスクに、自分の声を録音して発信することができることを知る。母親にメッセージを送りたいクリスマスは仲間を集めてジャンボリーに出場するために奮闘する。

これ、すごく良かったな~って思ったのは、いじめられっ子だったり嫌われてたり人と違ったりする子達がぜんぜんめげないところがまず凄くて。クリスマスなんて、イケてる女の子達に髪の毛切られてロッカーに閉じ込められてりしちゃうのに、あんまりその事に関して落ち込んだりしないのよ。それどころか、ジョセフはイケてるとか言ってくれて髪の毛切り揃えてくれたり、クリスマスもジョセフの女の子っぽいところを尊重している。変な気を使いあわないところが子供らしくて好き。クリスマスは暴走機関車のようないじめっ子のヘル・ノーをガールスカウトに誘うんだけど、そのふたりがどんどん仲良くなる過程が素晴らしくて、野外で一夜を過ごした時にずーっとヘル・ノーがクリスマスに寄り添う場面にほっこりしたな。

クライマックスのジャンボリーでの発表シーン。ある事件が起きるんだけど、その後のクリスマスの言葉と仲間達の行動に号泣。いや、サラッと泣いたわけじゃなく号泣だったのほんとに。たぶん羨ましかったんだと思う。自分にはそういう仲間ができなくて、ひとりで泣き寝入りするしかなかったから。普通に考えるとめちゃくちゃなんだけど、恥を共有できたら無敵な気がしちゃう。クリスマスはいい仲間に出会えてよかったね。

ラストもとっても良くて。子供達と一緒に大人も夢を見ている感じが好きだった。予想外に胸が熱くなる映画だったな~。観て良かった。

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