『散歩する侵略者』

画像1

今年は3本に1本のペースで邦画を観るようにしているわけで。Amazonプライムで気になっていた『散歩する侵略者』を観たよ。

黒沢清監督作品なんですよね。信者多いしかなりの本数撮ってる監督なので、何本かは観たことあるだろ…って思いつつ調べてみたら…まあ、びっくりしたけど1本も観たことなかった!あ、かろうじてWOWOWドラマの『贖罪』だけは観たことあったわ。ちょっとこれを機に黒沢清監督作品攻めていこうかな。

それにしてもこの映画結構好きだった。鳴海(長澤まさみ)の気だるそうな喋り方とか、浮気されても結局真治(松田龍平)に傾いて言ってしまう心情の変化とか、めちゃめちゃ腑に落ちる演技してるんだよね。真治は概念を奪って少しずつ人間らしくなっていって、夫ではありながらも以前とは違う人格で。なんか、宇宙人でもなんでも一緒に居たいって言う気持ちが理解出来るんだよなぁ。

桜井(長谷川博己)も、始めは人類を救わなきゃ…って言う気持ちもありつつ、でも天野(高杉真宙)とのバディ感みたいなのも出てくるじゃんね。なんか、ここの2人萌えたんだよな…。いちいち会話が面白いんだよ。危機に瀕しているのに、妙に軽口なんだよな。結局、自分の体を差し出すって事は彼のこと嫌いじゃなかったと思うんだよな。

ラストの展開も好きだった。彼女の概念が彼の生きる意味になる感じ。

あと、役者さん達がみんな良かった。アンジャッシュ児島も満島真之介も。あ、東出昌大が宇宙人枠じゃなかったのは意外だったけれども。面白かったです。




よろしければサポートお願いします。いただいたお金でもっともっと好きなものを追求していきたいと思います。人生に潤いをください!