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「暫定」でわかった性別

※妊娠中の様子について書いた記事です。
辛い方や苦手に感じる方は閲覧をお控えください。


不妊治療でお腹に命を授かることができました。
胎動がはっきりとわかるまで、いつも赤ちゃんの心拍があるのか常に不安を抱えながら過ごしていました。流産を経験した方なら、きっとどんな気持ちなのかわかってもらえるのではないでしょうか。
(どこまで喜んで、どこまで構えておかないといけないのだろうか、みたいな心境です。油断すると足元を掬われるのではないか…といつも思っていました。)
安定期に入ってからも何度か不正出血がありましたが、「膣由来の出血だから大丈夫ですよ。念の為に安静に。」とドクターに言われる程度で、幸いにも大変な事態になることはありませんでした。(もちろん今後も注意は必要です。)

妊娠7ヶ月を迎え、ほぼ毎日元気な胎動を感じることができています。
初めて胎動を感じたのは、私は早い方で、16週目に入ってからでした。
おへそより指3〜4本くらい下のところで、ポコポコと。「お腹にガスが溜まっているのだろうか…」と思いましたが、ソファで横になっているといつも同じ場所でポコポコと空気の塊のようなものが動いているのを感じることができました。
胎動を感じる場所も、少しずつおへその高さに近づいて、今ではへその上を超えて、胃に近い部分を蹴られたりするのがわかるようになりました。

私はかなり早い時期から、仕事を休むことができていたので、胎動を感じるのも早かったのかも知れません。産前ギリギリまでお仕事をされている方は、心も身体も休まる暇がないので、胎動を感じづらいのだとか。

昨日の妊婦健診でやっとお腹の子の性別を「暫定で」知ることができました。
友人たちは、15〜18週頃にエコーのあと、先生に性別を教えてもらえた人が多いのですが、私の場合は25週目に入ってからです。
検診のエコーのたびに股を閉じて、先生も粘っていろんな角度から見てくれたのですが…「次回、見せてくれるといいですね」と苦笑い。
こちらこそ、いつも先生に「今日はわかりそうですか?」とプレッシャーをかけてすみません…と心の中で謝るばかりでした。

男の子か、女の子か。
元気に産まれてくれれば、ぶっちゃけどっちでもいい!と思っていました。
だけど、性別がはっきりしないうちに行う産後の準備(赤ちゃんの衣類など)はモチベーションがいまいち上がらず…。

昨日の検診で「暫定」がついたのは、お股にへその緒を挟んでいて、判断の難易度を上げてしまったからのようです。かなり焦らし上手です。

「性別については、次回もう少し見させてください。旦那さんにも伝えるのなら、『暫定』であることも付け加えて…。」

「暫定」であっても、伝えられた性別は、私が「あわよくば」望んでいた性別です。
いつもなら長くて苦痛でしかない会計までの長い時間も、喜びの気持ちで心が満たされて苦になりませんでした。
ですが、
「暫定だから、旦那さんにはまだ伝えられないなぁ…」
とほんの少し残念な気持ちにもなりました。
性別がわかったら、やりたいことがあったからです。
それは、ジェンダーリビールケーキを作ること。
パートナーにケーキを切らせて、中身の果物やトッピングでお腹の子が男の子か女の子かをサプライズで知らせるケーキです。
YouTubeやInstagramの投稿で知り、甘党な我が旦那にもぜひやってあげたいと意気込んでいたのでした。

次の検診は2週間後。
性別が覆らないことを願いつつ、次の検診に臨もうと思います。

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