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7月6日 カニエ問題

カニエ、、、ああ、カニエ。

独立記念日、今年は、黒人やネイティブ・アメリカンに対する警察の暴力や、アジア人に対する嫌がらせの話が目に入ってくる中、アメリカ独立の日をお祝いする気にもなれず、それでもまあ天気の良い土曜日、それなりにお酒も呑んで、いい気分で夜を終えようとしたときに、ニュースの速報を見てしまった。げ。

口に出すのも面倒なので黙っていたが、しばらくしたらそのニュースを同居人が見つけてしまい、家の空気が一気に悪くなった。カニエ、、、勘弁してくれよ。

カニエ、勘弁してくれよ、と思うのは、毎回選挙のたびに面倒な「第3の候補」問題があるからだ。二大政党の候補者は、すでに締め切っているから、出馬するとなると、第三の候補として出馬するということなのだろうかアメリカの選挙システムにおいて、二大政党以外の候補が出てくると、当たり前ながら、二大政党のどちらかが票を取られる結果になる。消費運動の草わけラルフ・ネーダーが、左派からアル・ゴアの票を取ってしまったトラウマもあるし、前回の選挙でも緑の党のジル・スタインが、ヒラリー・クリントンから票を奪った。もともと黒人の有権者の中でトランプを支持する人の割合はめちゃ低いわけで、カニエが出ると、多少なりとも、ジョー・バイデンの票が取られることになる。

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