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佐久間裕美子のMyLittleNewYorkTimes

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書籍化したMy Little New York Timesから1年前の今日の日記と今年の日記を対にして不定期にお届けします。
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#マリファナ

11月2〜3日 日記+私的大統領選ウォッチガイド(日中の経過)、上院選挙、マリファナ住民投票

選挙の日が明けた。この朝を、大変静かな気持ちで迎えました。 速水健朗さんがパーソナリティを務めるラジオ番組「スロニュー」に出るために早起きしたら日が昇るところを見ることができた。憧れの早起き。ルーティーンにしたいけど、なかなかできない。 選挙前日は、買い出しにでかけた。しばらく家をでなくても大丈夫なように。私が住む地域でなにか恐ろしいことが起きる可能性はおそらく低いのだろうけれど、トランプが勝ちを宣言した場合、または敗北を認めなかった場合に備えて、組合や教会のリーダーたち

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マリファナをめぐるあれこれについての続報

「真面目にマリファナの話をしよう」は、アメリカの、そして国際的なマリファナに対する認識がどのように変わったか、ということを、歴史的な推移と、医療的にマリファナを必要としてきた人たちによる戦いを通じて振り返り、かつ医療面での効能で今わかっていることについて書いたものであった。 意図として「日本ではタブーになっていることを平坦な言葉で書く」というものがあったので、日本の法律的なことや医療面での効能は、かなり割愛した部分もあった。 もうひとつ、本が刊行されるときに「日本では、こ

マリファナというブギーマン

*写真と本文は関係ありません。 「真面目にマリファナの話をしよう」(文藝春秋)の刊行に際し、8月4日から飛び石でトークを4つやった。 なにせタブーなトピック、ということになっている。相手はどうしようなどといろいろ考え、1本は、駒沢の友人の店スノーショベリングで、店主のシュウくんを相手に練習ラウンド的なものを。2本目はポッドキャスト#こんにちは未来 の公開収録に、大麻の医療利用を提唱している医師の正高佑志さんをゲストとしてお呼びして、3本目は、SPBSで大量に撮った写真を使

マリファナをテーマに本を書きました

先日、ニュースのヘッドラインに「ニューヨーク」「大麻」という言葉を見た人も多いと思う。 日本では、メディアや書き手によって「合法化」「非犯罪化」「処罰を緩和」など、表現にバリエーションがあった。実は、ニューヨーク州では、マリファナ(カンナビス)の所持や吸引を、いわゆる犯罪ではなく、立ちションや路上での飲酒と同様に、罰金を課す軽犯罪として扱う「非犯罪化」は、とっくの昔(1977年)に最初の一歩が行われていて、ただ長いこと、NYPDがそれを無視するという時期があり、そこから少し