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豪に入れば豪に従え?

客様は神様です。
昭和の流行語ですね。日本の接客、おもてなしの心は世界一だと思います。
日本に帰国するたびに日本のきめ細かなサービスに感動します。
海外は日本ほどホスピタリティが良いわけではありません。オーストラリアも然りです。
私も来た当初は雑な対応が目について、不満に思うこともありました。
最低限以上のサービスを期待すると、期待はずれに感じることが多くあるかも知れません。
期待はずれのサービスを受けたらがっかりする気持ちもわかりますが、ある程度は諦めも必要です。
例えば、あなたが大きな損害を被った場合はきちんと保証をうける権利がありますし、相手も誠意をもって対応してくれるはずです。
しかし日本のように過度な謝罪は受けることができないことは知っておく必要があるでしょう。

昨今の日本では不寛容という言葉が聞こえてくるようになりました。
必ずしも自分の気持ちを押し殺してまで寛容であれとは言いません。
しかし、対応の遅さに苛立ったり、日本と比べて不満を感じていては、滞在を楽しめなくなってしまいます。

オーストラリアあるあるだね。そんなふうに諦めてみることも、時には必要かも知れません。
重ねてお伝えしますが、相手のミスによりお客様の損害につながることがあれば対応を求めるべきです。
そういったことがあれば、私たちは然るべきサポートをしています。

特にオーストラリア、ゴールドコーストはのんびりした時間が流れる場所です。
バスが時間通りに来ないことだってあります。
スーパーのレジで金額が間違っていたり、オープンしているはずのお店が閉まっていることがあるかも知れません。
細かいことに腹を立てるのでなく、仕方がないね、と笑える寛容さを身につけることができるかも知れませんね。

みなさんは日本のお店、コンビニやスーパーで店員さんと挨拶しますか?
私がオーストラリアへ来て驚いたのが、スーパーで店員さんが挨拶すると、みんなが返事を返していること。
How are you !
店員さんが声をかけると
I’m good than you and you?
お客さんが返事しています。
そこから話が続くこともあって、オージーはおしゃべりが大好きなんだなぁと思いました。
また、使う言葉がとてもポジティブなことにも気がつきました。

日本では「すみません」この言葉を使うことが多かった気がしますが、こちらでは
Lovely !
Wonderful !
Amazing !
Great
そんな言葉をよく耳にします。
そして、知らない人を呼びかける時も(使うのは年配の方が多いですが)
LoveやSweet heartなど、耳がくすぐったくなる言葉で呼びかけらることもありました。

最初は少し恥ずかしいかも知れませんが、滞在中は積極的に英語で話しかけたり、呼びかけに応答してみてください。
笑顔でいるとたくさん良いご縁がやってきます。
今まで住んでいて、私は差別されたと感じたことがありません。
集中しないと英語が耳に入ってこないせいもあるでしょうが、ネガティブな言葉をなげかけられたことがないです。
もしかしたら、相手は嫌な態度をとっていたのかもしれませんが。
謙虚な気持ちを持って、笑顔でいる人にわざわざ嫌な態度をとってくる人はいないでしょう。
豪にいれば豪に従え、そんな気持ちで楽しい滞在をしていただきたいと思います。



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