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IELTS(アイエルツ)を勉強する前に知っておきたい大切なこと(初めに)

IELTSは二つのテストがあり、

1)IELTS Academic:受験生の英語力が、英語で授業を行う大学や大学院に入学できるレベルに達しているかどうかを評価するもの

2)IELTS General: 英語圏で学業以外の研修を考えている人や、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドへの移住申請をする人、つまりVisaを申請する際の英語能力テスト

私はイギリス大学院修士課程を志願する時はTOEFL、そしてイギリス大学院博士課程に志願するとき、IELTS Academicを受験した。

IELTS Academic受験者ならずLanguage Testingを少々研究したものとして、IELTS Academicはバランスのとれた良い英語資格試験の一つだと思う。(因みに私はIELTS関係者ではない。)

IELTS Academicで大学や大学院入学に必要な点数(6.5から7.0以上)をとるのはなかなか難しい。6.5と7.0の壁が高く、手ごわい試験だ。

私が入学した博士課程の大学は7.0以上を要求していて、

イギリスで、何度も何度も受験して、本当に大変だった苦い思い出がある。

IELTS試験の素晴らしいところは、

試験勉強しながら、大学や大学院で最低限必要な英語スキルを身につけることができるように計算された試験」であること。

「入試英語勉強=英語スキル習得を阻害する物」ではなく、

「入試英語勉強=大学で必要な英語スキルを学ぶ」なのだ。

「世界中の研究者たちが第二言語習得理論やテスティング理論など様々な科学的に検証された研究に基づき、絶えず「試験の妥当性や信頼性」など研究し、その研究結果を公開している」

そんな背景がある。(これはTOEFLも同じことが言える)

IELTSの試験には、そういう言語テスティングの研究者たちの受験生へのメッセージ(勉強の仕方の指針)が含まれているテストなのだ。

だから、IELTSを勉強する前に、そのメッセージを必ず知っておかなければいけない。

それを知らないで我流で勉強すると、試験点数で物凄く損をすることもありえる。

IELTSを勉強しよう!と勉強し始める前にとても重要なことは

採点基準(特にライティングとスピーキング)を知っておく」こと。

因みにイギリスの大学・大学院では、成績となる筆記試験や論文では、まず学生に「採点基準」を明確に提示、場合よっては説明しなければいけない。日本でしたことがない経験だ。

IELTS Academicの詳細はまた次の記事で。

写真は林檎の国のイギリス、林檎が色づきはじめている。




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