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こだわりの解凍

時々家族で図書館に籠るのですが昨日は朝一仕事の後、そんな時間を過ごしました。たまたま平置きされていた一冊の本の表紙が目にとまり、読んでいるとこんな一説がありました。

「「病気を”こわばり”としてとらえ、この”こわばり”は病者の心に”こだわり”を起こし、そして”こだわり”は”こわばり”を大きくする」
「この”こだわり””こわばり”の悪循環によって病気そのものよりも、病気のイメージのほうが病者を圧倒しかねないことを指摘していた。「病気に勝つには、自らの”こだわり”を解く以外にない」

引用:”癒し”としての自己表現 2001年 エイブル・アート・ジャパン

こだわりを解いていくこと今の表現しきれない感情を誰かに共感してもらえたり、言葉を介さずとも受け止めてもらえること、そんなことが現代のいろんな人が抱えている痛みが和らぎ、結果として自分を縛る”こだわり”も解凍していくのかもしれないと思います。

「ものづくり」をはじめとしていろんな方と一緒に、こまちぷらすではお菓子、料理、制作物、場そのものやコトをつくっています。その一つ一つがわたしたち一人一人の表現なんだな、この事業のいろんな部分を私もその一員としてつくりながらどこか少し気持ちが和らぐのは「こだわり」が解けていくそんな感覚があるからなのかもな、と読みながら思いました。

こだわりを解いていく場とその場を支えてくれている人

そのこだわりを解いていく、言葉を時には必要としない機能としてこまちぷらすはこまちカフェの場や、いろんな話す場をつくっています。定常的につくっている場もあれば、そのときそのときに必要だと思った単発の場もあります。

例えば、

・産前産後のママたちのおしゃべり会の開催が月3オンラインで毎週開催

・不登校/ひきこもり、お子さんの発達に心配のある方等のおしゃべり会。

今月は、

・カフェの外空間のリノベーションし、外空間も話せる場にしました。

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・先々月は「分散登校・休園応援企画」として行ったキッズカレー弁当提供では、「今大変」という状況にある方の負担を少しでもこの場を通して減らせないかと企画を実施しました。

・透明マスクが必要だと思えばそれをすぐに手作り雑貨小物をつくる作家の皆さんに呼びかけ一緒につくったりもしました。びっくりするくらい数週間で完成し、今でもオンラインショップで問合せが絶えません。

こうした話せる場や、一緒につくれる場、誰かの「今ちょっとこの背中にのっている重い何か」を街で少しおろせる場、分かち合う場が、小さなことですがとっても大事だと思っています。

このように、日々状況が変わるなかで、「今必要だ」と思う事への挑戦が伸び伸びとできているのは、たくさんの方が寄付で活動を支えてくれているからです。なので、この場をつくっているのはスタッフや関わってくれているこまちパートナーの方だけでなく、寄付をしてくれている皆さんなんだと常々思っています。

最後に宣伝

そんな中、今月こうしたページを立ち上げました。


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こまちぷらすの活動にご寄付いただいている皆さんが、バーチャルこまちカフェで座っています。「こまち応援隊」として名前もつけて、ご寄付いただいた皆さんには、皆さんの「コップちゃん」がどれなのか、をレターでお送りしていて、探してもらっています。見つかったかしら。笑

まだ立ち上げたばかりでページや中身もこれから進化させていきますが、このページを見ながら、スタッフが寄付してくださっている皆さんの表情と思いを感じ、カフェや各事業目の前にいる一人一人の方を前に何が自分たちが今出来るか考えつづけていきたいと思います。

人と人との接触を避けるような日々が続いた2年近く、その中で街中にあるこうした居場所がチャレンジし続けられたのは多くの方の応援のおかげでした。これからもそういった挑戦を続けていきます。

是非応援隊の仲間になって、チャレンジを支えていただけたら嬉しいです。すっごくすっごく後押しになります。ご支援よろしくお願いします!!!!!!!

詳細はこちらから:https://comachiplus.org/donate/