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世界のお菓子スピンオフ企画について

2021年12月からはじめた世界のお菓子企画~中東編~。詳細はこちら。

大変好評で、お菓子もだけれどもお菓子を開発を一緒にした現地の方とお話しができるイベントそのものも、「いい意味で当たり前を疑えてよかった」というお声もあり、スピンオフ企画がこの度誕生しました。

イスラエルのお菓子を一緒に開発してくれたAdiさんが、現地からイスラエルの社会を3回連続講座にしてお話をしてくれることになり、そのテーマも(第一回)家族コミュニティ社会(第二回)教育(第三回)起業とどれも面白い切り口で、本日はその初回でした。

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第一回目でのお話し

前半は、イスラエルの社会を語るためには抜かせない社会の今の現状をつくってきた歴史的宗教的背景を2000年以上前からたどってお話いただきました。いかに「イスラエル」を一つの文脈で語れないかがよくわかるお話しでした。

後半は、夫婦間のパートナーシップや家族、イスラエルのコミュニティと
言われるとキブツがよく語られるのですがそのキブツについてお話しいただきました。(キブツ=生活共同体のようなもので村単位で働いた財産を管理したりものをシェアしたりみんなでこどもを育てたりしています)

個人的に印象に残ったことは、

①パートナーシップや子育てで日本とイスラエルで一番違うところは・・・という質問に対して、日本は完璧を求めるけれどもイスラエルでは『ほどほどよいお母さん』でよいところかな、とお話をされていたことが個人的には印象に残っています。英語ではgood enough motherという表現で言っていたこと。

②質問する文化がある、議論する文化がある・・・その背景には教育がある。先生も教えることが自分が言っていることが当たり前だと思って聞かないで欲しいという考えのもと、それぞれが考えていることを話し、ディスカッションをするということが基本にある。というお話があったこと。

③人との距離感の近さ。通りかかる人にもお兄さんお兄さんこれ助けてと声かけ、レストランの予約電話口でも「はい、スイートハート」と50歳の私(Adiさん)にも言ってくる。

④父は外の仕事だけをして、母は家の仕事と外の仕事という風景ももちろんあった。(今もイスラエル内でも伝統的な役割分担を重んじる民族宗教によってはある。)段々と昔の考え方は変えていこう、夫婦ですり合わせていこうという夫婦間の考え方が増え、その伝統的な役割を求める社会の声もなくなってきているのも大きい、というお話し。

まだまだいっぱいありますが、聞いてくださった皆さんもそれぞれ感想があったのではないかと思います。

次回

次回は2月26日(土)16:00-17:00、テーマは教育になります。

内容は、
・教育の基本情報(何人クラス、何年生)
・教育の目的、学歴は全く問われない社会
・質問をする文化や議論する文化がある背景に教育があるが
 実際にどんな授業の様子なのか
・先生の様子、生活、ステータス
・障害のあるこどもたちがどのように学んでいるか
・保護者がどのように関わっているか
などなどが話してくれるテーマと聞いています。

是非多くの方に聞いていただきたい、面白いお話しです。3回目の、何故起業率が非常に高い国なのか、というお話しにもつながっていく回になります。

ご関心がある方は・・

ご関心がある方はこの第二回目の「教育」のみのお申し込み↓

もしくは、他の1-3回目もアーカイブ含めて聞きたいという方は、3回分まとめて是非お申し込みください。

どの回もお申し込みいただければ、アーカイブであとからも聞けます。その時間は習い事が・・・お仕事が・・・夕飯づくりが・・・という方も、是非皆さんの合う時間で後から聞いてください。(アーカイブにはお話しいただくAdiさん及びモデレーターをつとめる森のみがうつりますので参加者のみなさんはうつりません)2回目を理解するためには、1回目のアーカイブを聞いていただいたほうがより理解が深まると思うので、1回目2回目セットでのお申し込みも是非ご検討ください。

1回目のアーカイブ視聴ご希望の方は、こちらからお申し込みください。

「当たり前」は、自分がつくっている。それを違った角度からみるだけで、ちょっと楽に生きることにつながっていく。そう感じる今日この頃です。