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「ジジババの場」と0-18歳のデジタルテクノロジー・ただの遊び場
認定NPO法人全国こども食堂支援センターむすびえ&NPO法人ETICが開催してきた「居場所づくりは地域づくり」の登壇者が一同に秋田に集まりました。3日間五城目町の居場所や地域づくりの実践を見ながら議論しながら過ごしました。初日についての記事はこちらから。
2日目のスケジュール
2日目は8カ所まわるというハードスケジュール
訪問した場所は、①まどいの家②ただの遊び場③ハイラボ④ものかたり⑤いちカフェ⑥おうみや⑦吉田邸⑧森山ビレッジ(再)
①まどいの家
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まどいの家は、皆さんの言葉を借りると「ジジババたちの集いの場」。集まってくれた皆さんが、何故この場をつくったのかを語ってくれました。自己紹介を聞くと、「言語学の学者さん」「現役議員さん」「町内会長さん」「農業のプロ」等。72歳の方がが一番ぺーぺーなのでとおっしゃっていましたが、とても皆さん元気。
経緯をお聞きすると、大変興味深いものでした。ダイジェストで書くと、「自分たちの場をつくりたいと思うことがあり、空き家を交渉して借りた。午前10:00-11:30のみ集まり、無料で珈琲を提供している。暇な人たちが集まるのでただただ話し相手になっている。まちから補助金なども得ていないため、自由にやっている。下請けはやらないぞという気持。それだけでなく、実家がなくて墓参りにきたときに泊まる場所がない方等いろんな困った方にも無理がない範囲で助けているとのこと。また、いろんな知恵を出し合い工夫をしてお金を生み出し光熱費を払えるようにしていました。」空き家の回収も自分たち。床下きれいにして補強して畳を張り替えたり・・・と70-80代の皆さんが自分たちでやってきた形跡をみて本当にびっくりでした。
コツは、得意分野で活躍すること、できることを率先してやること、誰も指図しないこと、来るもの拒まず去る者追わずということ。
とのこと。流石知恵を経験豊富な皆さんで一言一言とても重みがありました。
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②ただの遊び場
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ただの遊び場は、名前の通り「ただの遊び場」
空き店舗を、まちのみんなでリノベーションしてあそび場にして、放課後の子どもたちも学校にいかない子も大人たちもただで遊びに来れる空間にしてしまったという超素敵な場所。https://tadanoasobiba.jp/
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可能な限りオープンにし、空間も遊び心満載。あそび人しか登れない壁。やりたい放題ウォール。今日は一人にさせてくださいコーナー、ナナメ上いく本棚。どれも最高の空間とネーミング。
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2階にのぼると、ハイラボさんが待ってくれていました。
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ハイラボとは・・・
0歳~18歳のだれもがただで(無料で)デジタルテクノロジーに触れ、
ゲームを作ったり音楽や映像を制作したり⠀グラフィックデザインに取り組んだり……そんな、主体的で自由な学びを創造する研究室(ラボ)のような新拠点です。
とあります。詳細はこちら。
5月12日にオープンしたばかりの新拠点。最新のimacやipad、レーザーカッター、3Dプリンターあり、こどもたちが、ほくほくしながら部品をつくりにきて帰ったり、学んだりしているそうです。運営しているのは数年前移住してきたG-experienceの松浦真さん。なんと今は、五城目町議会の議員さん(現在2期目)でもあるとのこと。
・誰かの為にと思っていない。でんきが好き。自分のこどもに必要な場や空間をつくっていたら結果こうなっていた。
・小さな街コミュニティだからこそ少ない時間で小さな力でできることが多い。いろんな街にいったけど、移住先をここに決めたのは、この街の景色、雰囲気、人。「ここだったらやれそう」と思った。
・こどもが不登校でもいきいきと学んでいる、自分らしく生きている。そんなこどもたちを見て、他の子も自主休校をするようになった。悪びれることもなく地域を歩いていても不安視する人が減ってきている。どうしてもいけないいきたくないときに自分でそれを選べることが大事。「学校だけ」の影響力を弱める。
・地元のおばあちゃんも「まあよくわからないけど、子どもが笑顔だったらいいじゃない」と言っていたことがあった。ある意味本質的。
・草の根で広げることと制度で広げることのセット
・居場所があることでどんな変化ある?➤こどもたちが変化、家族、議員、まち、いろんな変化が広がっていく。
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一緒に同行していただいた五城目のハバタク丑田さんの言葉も印象に残っています。
・思っていることを実践して、暮らせる。困ってもなんとか自分で暮らしていける。
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