『どうしてなくの?(偕成社)』作者のフランさんによる、スペイン語での読み聞かせ動画

絵本『どうしてなくの?』
作:フラン・ピンタデーラ / 絵:アナ・センデル
出版社:Akiara Books
語り手:フラン・ピンタデーラ
日本語版:偕成社

― 新型コロナによるロックダウン期間中、スペイン教育省の依頼によりこの動画は制作されました。気持ちを考える絵本が世の中にあふれている中、ピンタデーラは涙を型にはめて説明するのではなく、詩のようなつづりで心の景色をすくいとります。 ―

『どうしてなくの?』は、英語、フランス語、イタリア語、韓国語、日本語など、多くの言語に翻訳されています。


日本のみなさんへ 著者からのメッセージ

作家フラン・ピンタデーラさん
「桜の谷」として知られる山のふもとに、ぼくは暮らしています。春になると、桜の花がその美しい色と形で、みんなを楽しませてくれます。そして、ぼくの住むこの小さな町と、遠くはなれた日本とでは、大切にしているものがよく似ています。美しくささやかなものに感動することです。みなさんの国で出版されたぼくのお話は、たくさんの桜の花のひとつのようです。シンプルなお話は世界共通にわかりあえます。この本を読んで、種をまき、水やりをしてくれてありがとう。

画家アナ・センデルさん
このお話は、あらゆる可能性の扉をひらいてくれます。私たちはだれもがさまざまな理由で泣き、それにはどれも意味があります。この本には、泣いていいとき、泣いてはいけないときについて書かれているわけではありません。でも、なみだの味も感じ方も、どれひとつ同じではないことを理解する助けになるかもしれません。私が絵をかくのが好きなのと同じぐらい、みなさんに気に入ってもらえますように。

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