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復職〜勤務終了〜

復職して2ヶ月。

今日で勤務が終わった。

ようやくこの日が来た。

指折り数えていたこの日が。


そして今朝、不妊治療をして何とか着床していたけど、腹痛と共に出血があって、化学流産してしまった。

朝からめちゃくちゃ泣いて、しばらく泣いて、最後の日だから職場の片付けもあり仕事に行かないわけにもいかず、1時間遅れで出勤した。

最後の日だけど仕事に関するいろんなことの優先順位が低くて、やるべきことをこなすので精一杯だった。

そんな中でも挨拶したい人には挨拶ができて、お礼をしたい人にはお礼ができた。事務所の多くの人たちには馴染めなかったけど、新しい関係を育めた人はいた。捨てる神あれば拾う神あり、ってこういうことなのかと思った。

荷物を片付けて、掃除して、メールで担当者変更の連絡を各所に送って、数時間してやるべきことが終わった。


2年前の4月から休職するまで、あれほどキラキラ輝いて新しい可能性に溢れて見えた事務所からの景色も、今はドキドキは皆無、なんとも思わなくなっていた。


この2年間、これまでになく、心身共に気付き、抉られた。人生で1番しんどい時期だった。

今の自分は、『老人と海』の老人が釣った魚がサメとの死闘の末に肉が全て喰われて、骨だけが残ったような状態だ。

すぐに回復できないくらいの体力も使った、たくさん傷付き喰われて損傷を負った。

でもなんとか生きて帰って来た。


しばらく休みたい。心身共にゆっくり回復させていきたい。

また昔のように仕事が出来るか、仕事に興味を持てるか、日常のいろんなことに興味が持てるのかわからないけど、時間をかけて自分を取り戻した先には、これまでになかった自分がいるんだと思う。

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