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日本礼賛

日本というのは懐の深い国で、神道を建国の基としながらも、皇室の血統である聖徳太子が、篤く三法を敬うことを憲法に定めてから、1400年以上も神仏が共存する、それこそ和を以て尊い大和国が続いてきました。
戦国時代にキリスト教が入ってきて、長い間迫害を受けつつも、現代はクリスマスを楽しむ国民でもあります。
シルクロードの終着点として、いろいろな文化が融合し共存することが、土壌としてあるのでしょうか。
和洋折衷というジャンルもあるし、世界中の料理のほとんどすべてが、日本で食べるのが一番美味しいと私は思っています。

かなり長い期間を外国かぶれのように暮らしてきましたが、ここ数年はクールなジャパンをひたすら礼賛しています。

神仏習合はすでにダイバーシティだし、神社仏閣への寄進によって石の灯籠に名前を入れてもらえるのはクラファンの原型だし、江戸時代からエコで持続可能なSDGsだったし、絵巻物はまさにアニメの原点です。

戦後は鎖に繋がれた象のように、本気を出せずにいた日本人でしたが、そろそろそんな意識から脱しつつある世代が、活躍を始めています。

伝統も歴史も世界に引けを取らない日本が、若者たちの才能によって、更により良い世界を築いていくリーダーとなる未来が見えるような気がします。

災害時でも掠奪が起きない、稀有な国でもあります。
自然に恵まれていることもあるだろうし、そういう土地に暮らし続けた国民性の持つDNAによるところも大きいかもしれません。

謙譲の美徳という意味ではなくて、日本を自虐する傾向が一定数あるように感じます。
特に平成の失われた30年問題は、敗戦後の自虐史観と共通する土壌があるような気がしてなりません。

日本はアジア諸国に酷いことをしたと、学校で教え込まれた子どもたちは、自国に嫌悪さえ抱きつつ大人になります。
国のために何かを成そうとする気持ちなど、微塵も育つわけがありません。
二度も原爆を落とされたことも、日本人は我が過ちとして刷り込まれています。
少なくとも二度目の原爆は、落とす必要がなかったと、アメリカの学者でさえ述べているのに、アメリカの歴史は堂々とアメリカの正義を教えています。ある意味当然のことだと思います。

くだらない噂話を垂れ流すテレビに思考を麻痺させられるのではなく、自分の目で見て、自分の頭で考えて、日本の美しさ、日本の気高さ、日本の謙虚さなどを誇りに思える自分でありたいと思います。

コロナ前よりも、インバウンドが増えているような肌感覚があります。
私も負けじと、日本の観光をしたいと思っています。
この歳になるまで、日本のことをあまりにも知らなさすぎたことを恥じたりもしています。

今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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