音楽として国歌を聞いてもええじゃないか

私は国歌を愛している。



大変誤解を招きそうな表現をしてみた。



しかし、そこまで深い意味で言っているわけではない。

もちろん政治的な争いを助長しようという気も毛頭無い。



今でも君が代を声に出して歌う、そこに深い意味はない。



私にとって君が代は、未来に向けて自己研鑽すべしという仏教的な思想を内包していると捉えている。



君が代的な姿勢に近づくことをもちろん私は目指している。



私はイタリアに住んでいた経験があるため、

同じくらいイタリア国歌「Fratelli d'Italia(イタリアの兄弟)」を歌ったことがある。



この歌は「今」すべての力を開放せよというメッセージを謳っている。

たしかにヨーロッパの国々の国歌は、18世紀から19世紀にかけて戦争のためのナショナリズム高揚のためのシンボルとしての意味も持つ。



しかし根本にある「結束」を訴えることは変わらない。



ACミランとインテルとユヴェントスのファンが、代表戦のときだけは互いに肩を組んで国歌を合唱するのは本質を重んじているからだ。



再度断っておくが、政治的な発言をしているつもりはまったくない。



国歌は歴史の象徴であることは間違いないと思う。



そう、国旗よりも多くのメッセージを含んだ象徴であるからこそ、

私はその国への敬意が増すし、さらに国歌に寄り添いたくなるのだ。



God Save the Queen(イギリス)なんてタイトルで伝わるものがある。



La Marseilliaise(フランス)はフランス革命の歌だが、国歌として生きていることの重要性を考えさせられる。



A Marcia de Muneghu(モナコ)はどこか都市国家王国の重厚感を感じる。



国歌マニアとしては他にも好きな国はたくさんある。



ブラジル、フィンランド、オーストリア、ジョージア。



これはおすすめするようなトピックではないだろう。



あくまで君が代への敬意が欠けている人へ向けての戯言である。



政治的な意味ではない。

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