幼稚園で日本語を教える話。2023年度その16
幼稚園は1年に1度行われるバザーに向けて忙しそう。
今日は曇り。子どもたちは元気いっぱい園庭を駆け回っている。
11月になって最初の日本語クラス。
先ずはカレンダーで、日付と曜日を言ってみる。
七五三の行事を説明する。
写真とイラストを見せながら、七五三についてお話しする。
体の名前も覚えよう。
あたま、かお、め、くち、はな、みみ、かた、くび、おなか、せなか、て、あし。
体の名前を言った後、体が伸びるおおかみの絵本「のびのびおおかみ」を読む。「のびる」を理解してもらうために輪ゴムを用意して、ゴムを伸ばしながら「のびる」と何度か言ってみる。
絵本の中で、おおかみの手が伸びたり、足が伸びたり。耳が伸びたりするのを楽しそうに笑って見てくれた。
数字と時計の練習。
1から30までの数字と、時計の読み方を練習する。
実際にお部屋の時計を探して、何時か言ってみる。
たべもののカードをフラッシュする。
みんなが知っている食べ物は日本ではこんなふうに言うよ。
あめ、チョコレート、アイスクリーム、などなど発音を練習。
そのあと、「あめをください。」「クッキーをください。」と欲しいものを言ってもらう。「はい、どうぞ。」「ありがとう。」を練習する。
動物カードで動物の名前を覚える。
動物の絵本を2冊読む。
そのうちの1冊は、視覚障害者用に作られた絵本。触ると形がわかるように作られている。
一人づつ触りながら、ぞう、キリンと声に出してもらう。
もう1冊は、電車が動物の形になっている「どうぶつ でんしゃ」という絵本。どんな動物が乗ってくるかを当ててもらう。
何人乗ったかを数える。
ここで年長さん以外は終了。
年長さんは残って、ひらがなを書く練習。
今日はハ行。
ふは、書き順が難しい。ほも、難しいね。
最後に名前を書く練習をする。
よくがんばりました。
書く練習を嫌がらないで、楽しいと言ってくれた。
また、がんばろう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?