Wynton Marsalisのブルース講座(2020年6月)

Wynton Marsalisのブルース講座がyoutubeに1週間前にアップされていた。
コーヒー飲みながら何気なく見ていたら、わかりやすくて勉強になった。
心に残った部分をメモ書き程度に以下に。
最後のコールアンドレスポンスのトレーニング、面白そう!

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ブルースという音楽には、実に多くのものが詰め込まれている。

シンプルであり、とても複雑だ。

シンプルさにフォーカスするのも、複雑に仕上げるのも、君次第だ。

リズムは最初から最後まで、規則正しいShuffleのリズム。


規則正しさというのは、動きを呼び、次の段階、また次の段階へと行きたくなる性質をもつ。

ブルースは全部で12小節。
大きく分けると最初の4小節、次の4小節、最後の4小節、の計3つの節からなるんだ。

ブルースを最もシンプルにすると、1節目は1つのコード( Ⅰ )しか出てこない。2節目には2つのコードが出てくる( Ⅰとⅳ)。3節目には3つのコード(ⅤとⅳとⅠ)が出てくるね。

唄(メロディー)をつけると、典型的には、まず1節目と2節目で誰かに伝えたいことを訴えるんだ。そこで起こっていた嫌なことが、3節目で解決する。

・ウィントン・マリサリスの唄

1節目: I got a blues in the morning, I got a blues at night.

(朝ブルースを歌って、夜もまたブルースを歌うわ。)

2節目: I got a blues in the morning, I got a blues at night.

(朝ブルースを歌って、夜もまたブルースを歌うわ。)

3節目: I sing my blues all day, I know it's gonnna be right.

(私は1日中ブルースを唄っているわ。でもおかげで調子が良いのよ。)

ブルースというのはこの節の中に、コール&レスポンスをするスペースがあるのも特徴だね。

その感覚を養うには、まず自分で歌って録音したメロディーを流しながら、楽器で自分の歌に応える、というトレーニングが良いよ。
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