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学びの本:ニュータイプの時代

わたしは完全に「ニュータイプ」気質

ニュータイプの時代を読んでついつい、頷いてしまったこと。それはよくある「古い考え方=オールドタイプ」「今風な考え方=ニュータイプ」とはいえこれは世代によってわかれるという単純なものではなく、現代に順応しているかという点に大きく左右される内容だと思いました。

24の思考と行動様式

モノが溢れ、求めるものが変わってきたこの時代において、30年前の考え方はもう通用しない。それを事例と共に、それぞれの考え方を定義している。わたし自身は完全にニュータイプ気質ではいるけど、これからの時代はこの考え方もどんどん古くなる、そしてそのスピードはとてつもなく速い。

この本を読んだことがある人が「自分はオールドタイプだな」と感じるのであれば、それはそれでNOではないと思う。だけど一緒に働く人の中に「ニュータイプ」がいるかもしれないということを肝に銘じて会話をしていかないと歯車はずれ始める。逆も然りで、「オールドタイプ」を理解したうえで会話をしないといけない場面も多くあるなと思う。特にわたし自身キャリアカウンセラーという立場で相手と向き合うときは、どちらにも属さず傾聴しなければならないと感じています。24個あるうちの私が深く頷いて3つをご紹介します。

意味のパワー

仕事における「意味のパワー」は本当に大切。
オールドタイプ:目標値を与え、KPIで管理する
ニュータイプ:意味を与え、動機付ける

わたしにとってはどちらも大切であり、どちらも自ら設定し、自分を鼓舞するために必要なビジネススキルだと思う。さらに、本来のニュータイプは目標値に対して自ら意味を見いだせる人間だと思う。もちろん「意味」を見いだせない人もいるので場面によっては意味を与える立場としての助言等も必要。

上司・部下の関係にとどまらずチーム内に意味を見出せない人がいるのであれば必ず歯車は狂ってしまう。

野生の思考

エラーを恐れず、取り組むことが最大の生産性を生むと私も思う
オールドタイプ:生産性を上げる
ニュータイプ:遊びを盛り込む

特に、私が勤めるような「遊び」を提供するアウトドアブランドにとって「自ら遊ぶこと」がとても重要になる。それは単に自然の中で遊ぶだけではなく、「何かウキウキするようなこと」や「瞬時に対処できるフットワークの軽さ」などもあてハマる。ガチガチに決められたレールで遂行するような工場の機械のような取り組み方では決して「いい仕事」には結びつかないし生産性も見える範囲でしか結果に結びつかない。

努力と成果

自分のポジショニングは大切
オールドタイプ:今いる場所で踏ん張って努力する
ニュータイプ:勝てる場所にポジショニングする

私は、まさに勝てる場所にポジショニングしてきたタイプです。できないことでもやってみるという好奇心はあるが、その好奇心が「自分のできるであろうことか否か」はある程度判断してきた自分の許容範囲の理解はとても大切。そして場所を変えることは「逃げ」ではなく。より高みを目指しての決断であることは間違いない。誰かのせいにして「辞められない」というのは自分を一番大切にできていな考え方である。

今日現在私自身は今の会社にいないと、自分が好きなブランドの仕事から離れることになるので、それだけは避けたい。嫌な人がいようが9割やりたくない仕事でも、このブランドに関わっていたいという「気持ち」が私にとって一番大切なことだから。

部下を持つ方に読んでもらいたい1冊

必ずしも全てが当てはまるわけでもないが、世代によってタイプがわかれるので、自分とは違う世代の人と仕事をしている人にはぜひ読んでもらいたい1冊です。「そういう人もいる」「そういった考えの人もいる」という事実が仕事の進め方において、また人生の選択において新しいきっかけを与えてくれる本だと思います。

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