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自彊術体操 31動だけど 一つだけ

 自彊術体操は、一連の体操です。前の体操が次の体操の準備体操になって31動の全体をすることが基本です。


 自彊術普及会が推奨しているわけではありません。
 でも16動を抜き出しては、あるあるです。

第16動


 近藤芳朗先生がご存命のころ、体操があまり得意でない(失礼しました)先生のお得意は医学談義でした。東京大学医学博士でいらっしゃいました。自彊術を医学的に解明し著作を残されています。
 近藤幸世先生(奥様)は伝承を受け継ぎ、正確で素晴らしい体操をしていらっしゃいました。二人三脚で、自彊術を広めていらっしゃいました。

1つだけ取り出しても、害がなく、効果があるのが「16動」

と聞いたことがあります。体操があまり得意でない(ごめんなさい)先生のお話し。体操を怠けがちな私の記憶にしっかり残りました。

NHKカルチャーの短い紹介動画。1・2・3・16・31動が入っています。
1・2・3動(呼吸法)の部分、ふつうは端坐位で行いますが、立っても座ってもできるバージョンです。一瞬ですが16動が次に。

16動は通称「腕振り」と呼ばれています。
自彊術体操で大切なのは、きちんとした形で行うことです。
きちんとした形を学ばずに、自己流でしてはなりません。

正しい姿勢

では、16動以降しばらく続く正しい姿勢の説明をします。

かかとを付け
足先を60度に開き(足が正三角形を描きます)
まっすぐに立ちます。 
下腹を引き締め(肛門を締める)猫背でなく(肩を横に開いて)
視線はまっすぐ前へ

では、第16動


「イチッ」両手を揃えて肩幅平行に上へ振り上げます。耳をこする意識で
     指先伸ばして、小指を意識して  声を出して
「ニッ」 両手を揃えて後ろへ振り下げます。  声を出して

10回セットで、何セットやっても大丈夫です。

自彊術では、10回法・20回法が普通で 
正しい形で、無理をしないで(一生懸命やり過ぎない)回数適正にします。

16動は回数ある程度やって大丈夫です。30・50回の教室もあります。

医学的効用は?

「血圧を下げる」「血圧を正常に近づける」

と、近藤先生は、よくおっしゃっていました。
「かあちゃんの体操を患者に勧めたら。診療所が暇になっちゃって」
生活習慣病(当時は「成人病」と言っていました)には体操が良いと。

こんな時に活用、私の場合

健康診断の時、血圧が高くてびっくり
深呼吸してみますか?と言われますよね。
深呼吸以上に効きます。そこで体操「16動」ができれば

定期通院、血圧図られそう
そんな時、16動で、リラックスします

体操31動全部できない
ほんの合間に ちょこっと体操
「16動」がピッタリです。


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