『夢幻花』

降りしきる雪の中に
ただ一輪の紅い花
恋を失くして 命捨てた
哀しい女の血の色よ

いつの時代にも よくある心変わり
あの人は 私を踏みにじるように捨てた
そして捨てられた私は 命捨てた
敷きつめた綿雪 流れ出る血で染まる
少しずつ 少しずつ 私の記憶は遠くなる
だけど あの人のことだけが・・・
眠りたい 眠りたい 
寂しい昔を捨て去って
いつも 不幸せ 数えてた

流れ出した血は 土へと深くしみて
来る春を待たずに 雪をかき分けて息吹く
それは あまりにも儚く脆い命
だけど今 静かに花びらを広げ出す
花が咲く 花が咲く 凍える真冬の雪の中
紅く 雪までも染まるほど
雪が降る 雪が降る
けれども 大きく花広げ
それは 不幸せ募る色

降りしきる雪の中に
ただ 一輪の紅い花
恋を失くして 命捨てた
哀しい女の血の色よ
張りつめた氷にさえ
凍えを知らぬ紅い花
わずかに切れた花びらから
こぼれる雫が 雪染める

作詞・作曲 夢有眠
(音源なし)

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