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神経内科再び

通勤時での転倒や疲れやすさ、足の重たさなどから、何か身体がおかしいと感じていた。
首の手術で快方に向かうどころか明らかに悪化している。

さすがに身体の異変を無視することができなくなり、首の手術をした主治医に相談した。
首の手術依頼、首の検査は定期的に受けており、今回の検査でも異常は見つからなかった。
整形外科的には何も問題がないので、神経内科へ再びまわされた。

神経内科は神経や筋肉の疾患を専門的に診てくれる科であり、首の手術を受ける前にも一度受診していた。
その時は何も異常が見つからず整形外科での首の手術に至ったのだが、今回は神経内科でまた様々な検査を受けることになった。

最初は診察で精神的なものからきているのではないかと言われたりもして、私がどれだけ悩んで考えて来ているのか理解してもらえてないのではないかと悲しい気持ちになったりもしたが、あらゆる可能性を探っていくには必要なことだったのかもしれない。

神経内科の先生によると、私の身体の異変は、神経か筋肉に異常があることから生じている可能性が高いということだった。

私の認識が間違っているかもしれないが、その時は、神経の方だったら試せる治療法がある、筋肉だとすると治療法がないと言われていた。
そういう認識だったので、なんとか神経の方であってほしいと当時は願っていた。

神経は神経で本当に恐ろしい病気が沢山あり、神経であってほしいなどと願った自分は愚かだと思うが、無知であった当時の私はそう思っていた。

私の願いは叶わず、検査を重ねていくうちに、原因が筋肉である可能性が高くなった。
CTを撮ったり、筋肉に電流を流す検査をしたり、検査も色々あったと思う。

大分、可能性の高い病気が絞られてきたのか、最終的には筋肉を少しだけ取り出して筋肉自体を検査する筋生検をして確かめる必要があると言われた。

ここまでくると、検査というよりも軽い手術だ。
筋組織は左上腕から取るという。
今回は局所麻酔で行う手術だが、意識がある方がやはり怖い。
麻酔がしっかり効くことを祈って手術に挑んだが、組織を引っ張るような感覚はなんとなくあり、終始緊張していた。

取り出した筋細胞を研修医の先生が急いで運んで行った光景は今も覚えている。

私は一体どんな病気になってしまったんだろう。
先が見えない不安でいっぱいだった。

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